私の友人のある日本人は、中国の大学に2年間留学した後に帰国して、ある県警の国際捜査課に配属されました。
中国語の能力を生かして、容疑者や被害者の通訳をするためです。
もともと中国の歴史や文学に造詣が深く、中国
へのあこがれが強かった彼は、犯罪の被害にあったり、あるいは心ならずも犯罪を犯してしまった中国人に対して、なんとか力になってやりたいと願って、その仕事を選んだそうです。
しかし、その仕事で接する中国人達は(主に“容疑者”が多い)口々にこう言うそうです。『日本人は戦争で中国
に酷いことをしたのだから、オレ達が日本の物を盗むくらい、なんでもない。』、『日本人が中国人を差別するから、復讐しているんだ。』
彼は、もうウンザリしてましたが、どの容疑者も必ず、絶対に、一人の例外もなく、こういう事を主張する様子を見て、ひょっとしたら中国では、『日本人の物は盗んでも良い。日本人は傷つけても良い。日本人は殺しても構わない。』というような教育を、小学校か何処かで施しているのではないか? と真顔で心配していました。
彼は今、仕事を続けるかどうかで悩んでいます。容疑者の場合も、被害者の場合も、話を聞けば聞くほど彼らのつく『嘘』が彼には手に取るように解り、ドンドン中国
が嫌いになっていくのだそうです。
中国人が犯罪を犯すのは、“日本のせい”、“日本が悪い”のだと、彼ら(中国人)は本気で考えているようです。