毎度ありがとうございます。

さてさて。

令和6年（2024）

7月4日のこと。

夕方からの仕事が

急にポシャってしまったので

午前中の仕事を終えてから

ゆっくりと新宿に出向き

紀伊國屋書店で

買ってきました。

はい。

『オトメの帝国』19巻。

奥付を見ると

前巻より約1年半ぶり。

作者の岸虎次郎先生は

難病を抱えていらっしゃるようですので

春に新刊が出なかったときには

その体調をちょっと心配しましたよ。

でも

こうして新刊が発売されましたので

ひと安心。

してして。

今回の感想ですが……

まだ

ざっとしか読んでいないので

詳しくはお話しできませんが……

前回が

ほどよい重さでしたので

ちょっと軽く感じました。

これは本の厚さも原因ですね。

前巻が245ページで

それでも

「ボリュームあるなぁ」

なんて思いましたけど

今巻は301ページ！

CDの収録曲数なんかも

そうなんですけど

「多すぎない？」

と思うものって

どうしても

「そのぶん内容が薄いなぁ」

って思ってしまうんですよ、同時に。

今巻はその傾向が

モロに出てしまった感じです。

けっして

「つまらない」という

わけではないんですが……

(これは個人的な「好み」の問題でしょう）

また

この作品は

けっこうキュンキュンするんですけど

ざっと読んでみた感じで

この「キュン」があったのは『第270回』

ありぃの

「そうしてミチルは一生切ないのです」

のセリフには

ちょっとウルッときました。

欲を言えば

1冊のうちに

もう2～3編

この「キュン」が

ほしかった。

まぁ

あくまでざっと読んだ

感じで、ですけどね。

あと

今巻の特徴としては

周囲のオトナたちの視点が

ちょいちょい見受けられること。

これまでは

「あくまでも女子高生の世界」で

だからこその

『オトメの帝国』だったワケで……

まぁ

さまざまなカップリングを描く

短編集なので

作品存続のためには

登場人物の増加は

仕方のないことなんですけど……

そして

「醒めたオトナの視点」は

それなりに面白いのではありますが……

やはり

『帝国』が「切り崩されている感」が

するのも事実でして……

いやはや

むずかしいところですな。

今回はちょいと

辛口になってしまいましたが

クォリティはそれなりに保たれていますし

次巻に期待させていただきましょう。

次回もよろしくお願いします。

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第2244回 オトメの帝国・19

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