毎度ありがとうございます。

さてさて。

令和6年（2024）

6月28日のこと。

早朝だけの仕事を終えてから

午前中に

いろいろと用事を済ませ

午後は大雨の中

こちらの会へ。

はい。

貞橘ネタおろし講談会。

（このデザイン、シンプルで好き！）

前回

『曽我物語』が

講談味あふれて

実に面白かったので

今回も参りました。

はいはい。

会場は

おなじみのらくごカフェ。

今回は

『菅原天神記』。

いいですねぇ。

もうタイトルだけで

ゾクゾクしてしまいます。

近頃では

勘違いしている方も

多いのですが

「古典芸能」というものは

その「古さ」が魅力なんです。

ご覧にならない方が

よく「あんな古臭いもの」などと

おっしゃいますが

まさに

言い得て妙で

古典芸能の「古さ」を

「古臭い」と思うか

「美しい」と思うかで

愛好できるかどうかが

決まるのです。

因果と僕は

「美しい」と思ってしまう

人間なので……

閑話休題。

前回の『曽我物語』といい

今回の『天神記』といい

田舎の古民家のような

「古い匂い」の漂う作品群……

永く続いてほしい会ですね。

貞橘先生は

『天神記』のほかに

師匠貞水先生ゆずりの

『鋳掛松』に

追い出しの修羅場は

『明智左馬助湖水渡り』。

『鋳掛松』は

貞水先生の最晩年の絶品を

聞いていますが

貞橘先生とは

「真夏の太陽」

の表現が「感覚」として違うのが

面白かったです。

貞水先生は

じりじりとした暑さ。

貞橘先生は

いわゆる猛暑。

どちから良い悪い

というのではなく

いかに師弟とはいえ

世代が違えば

感覚が違うということを

まざまざと見せつけられ

それがなんとも興味深い口演でした。

次回は9月20日とのこと。

チェックしておかなければ。

次回もよろしくお願いします。

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第2238回 貞橘ネタおろし講談会

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