クララの足の浮腫みが改善されない為、主治医からの紹介状を持って市民病院に行って参りました。
前回のクララは立てないと言いながら、立ちました。
前回
今回は立てないのではなく、立ちませんでした (꒪ꇴ꒪|||) オイッ
そして、強制参加であったメガネは思いの外、役に立ちませんでした
そしてオヤクソク。最初から最後まで、うわぁぁぁぁぁって感じ
ではいってみよぉぉ~
病院に行く前日、ホームから電話 クララの前で話したら、クララが暴れるような話なので先に連絡しておきます。
トイレです。やんわりとトイレに誘って下さい。必ず『出ない』と言いますが、絶対にトイレに連れて行ってください。ホームでも絶対に出ないとゴネてる間に漏らす事が多々あります。1時間に一回くらいで声を掛けて連れて行って下さい。後、パンツも中途半端に下ろして便座に座って服を汚してしまうので、一緒に中まで入ってパンツを下してあげて下さい。トイレの中は狭いですが宜しくお願いします。着替えも数着用意するので持って行って下さい。
職員さんの注意事項に戦慄 ( ꒪д꒪ ) 着替えが数着必要だと 漏らすの前提なのか こえぇ~……まぁ今回はメガネがいるから何とかなるか。……と思ったけど実際は何とかならなかった…メガネは使えねぇヤツだった
決戦の日。あいにくの雨 ホームに着いて、紹介状を貰っていたらクララ登場。職員さんに手を引かれてゆったりと歩いてくる女王クララ 私達の顔を見て「来てくれたんかぁぁ~嬉しいぃよぉぉぉ」と号泣 (*꒦ິㅂ꒦ີ) だが、涙は一滴も落ちていない。この100年ぶりの再会劇は、面会に行くと高確率で発生する。今回は、新しい職員さんだったのか、良かったねぇ~そんな泣かんどいてぇ、こっちまで涙出てくるわぁと涙ぐんでおられた。すいません。それ嘘泣きなんです
で、行ってきまーすと車に乗り込んで、クララが言った。「忙しいのにゴメンやで。あんたさんと…ご主人が来てくれたんやな」
えらく他人行儀なクララ。嫁には誰よりも強気に出るクララが……私が誰か分かりますかと聞けば、分からへんと返答が返ってきた。マジかっ運転しているのは次郎さんですよ。と言ってみたら、ふーん次郎さん…ふーん…マジかっ息子の存在が消えている。数分前の再会劇はなんやったんや 知らん人相手に感動の再会を演じ切る女優クララ恐るべし。
病院に到着屋根のある正面入口で私とクララが降りて、メガネは駐車場へ。クララと腕を組んでチマチマと歩を進めていたら警備員さんが車いすを持って走って来てくれた。警備員さんに手伝って貰ってクララを車いすに乗せる。気を付けてね~と手を振ってくれた警備員さん有難うm(__)m
ロビーでメガネを待つ。車椅子を押しながら検査等でアチコチ回るしトイレにも連れて行かんとアカンから荷物は最小限にしよう。着替えは車に置いておこう。雨も激しくないから傘も車に置いて来て。って言ったのに、向こうから歩いてくるメガネは傘をさして、着替えが入った大きな紙袋を持っている 人の話を聞いていたのかオイッメガネッ
そして、傘は傘立てに入れずにビニール袋に入れて入場…傘は傘立てに置いて来いと言ったら、盗られたら困るから持っておくと言って聞かない。着替えも車に置いて来いと言っても、もう持って来たから、ええやん。と聞く耳持たず…嫁の話を聞かない奴だ。もう一人、クララが増えた。
紹介状の受付カウンターって奥かと言って、紹介状だけ持ってスタスタと歩いて行くメガネ
着替えは私の腕に掛かっています。傘は私が持っています
着替えと傘を思って、クララの車椅子を押して何とかメガネを追う。
メガネェェェェ
受付を済ませて呼ばれるまで待つ。ずっと誰やねんって顔のクララに、メガネが話しかける。オレの事わかるか 予想通り、知らないと返事が返ってきて、息子や息子っって教えたら、えぇぇぇ息子ぉぉ 知らんよ。子供なんおらへんよ。とバッサリ
クララの中から、子供達が消えた
なんでやねん。子供は3人もおるやん。次郎さんやん次郎さんって言っている内に、えあんた、次郎けあぁぁ、次郎や次郎や一瞬、回路が繋がった。が、数十秒後はどちらさん状態
受付の人に説明を受けて、2階の受付に向かう。サカサカと歩いて、エレベーターのボタンを押して、早く来いと言うメガネ
…着替えもっ、傘もっ、私が持って車椅子を押すのも私。着替えの袋がガサガサ車椅子の車輪に当たり、傘が足を引っ掛ける…嫁の沸点は低い。手ぶらでエレベーターのボタンを押すメガネに切れてみる。渋々、着替えと傘を車に置きに行くメガネ
戻って来たら、傘を持ってるしぃぃぃ メガネェェェェ 雨はパラパラ、傘は必要ないっていったよな置いて来いって言ったよな 帰りは、雨がめっちゃ降ってるかもしれへんやん。とか言う。そん時は、私が走って車を取って来るって言ったのに…言ったのに…嫁を怒らせたいようだな。あぁぁん傘は自分で持つと言っといて、最後まで持たなかったメガネ 許すまじ
2階の受付で、問診票に記入して提出。受付横で血圧を測定して、通路の向こうで、一度に体重と身長が計れる機械があるのでそこで計測して紙を提出して下さい。と言われて、まずは血圧測定。
メガネが血圧の計り方説明看板を見ながら、クララの血圧を計ろうとしているのを見て安心してたら、手首で測定してた…違う違うそうじゃない血圧は二の腕で計るのですよ。肘をそのくぼみに乗せるのです。もう一度、挑戦。まてまてまてまて、クララの手首と二の腕を強く握って測定はアカンやろ。手を放せメガネ。
血圧を測るだけで、何回失敗するねん。私一人の方が、スムーズに事が運ぶような気がして来た…メガネ、はじめてのおつかい状態
次は体重と身長を計ります。はぁーいお母さん、ここに立って。と車椅子から立と言ったら、えぇぇぇ、なんでよぉ。と渋るクララ。いいから立て。メガネが、ほらっって支えたらグニャグニャしながら立った。でも、自力で立とうとしない。メガネに全体重を預ける。
何とかメガネが立たせて、柱に背を付けろって言ってるうちに、測定器が降りて来たぁぁぁスタートボタンとか無しで何かセンサーみたいなんで作動するっぽい。で、コスッってクララの頭に当たって測定終了。体重が明らかにオカシイ。両方からクララを支えていたので、私の足が測定機に乗っとった ゴメン
クララが、立ってるのシンドイって言うから、もう一度車椅子に座らせる。一息ついて、もう一度挑戦。グニャグニャなクララをメガネが持ち上げる。はいお義母さん、真っ直ぐ背筋を伸ばしてぇって言ってるのに下を向いたり屈もうとするので、メガネがクララの頭を持ったら、下りて来た測定器が屈んだメガネの頭に当たって測定終了…身長160cmって高っ
で、また車椅子に戻るクララ…もう帰りたい。夫婦で汗だく
よし、ここは反則技で行こう 柱に背を付けるのはグニャグニャなクララには無理。なので、もう柱に抱き着かせよう。そうしよう。もう一度、クララを立ち上がらせて、柱に抱き着かせる。なによっなんなんよっと、徐々に凶暴性が出てくるクララを宥めて、動くなよぉぉって、測定器が降りてくるのは待つ。アレ降りてこねぇなぁって思ってたら、スゥーって降りて来た。お義母さん動いたらアカンでぇぇって言ったら、えっってクララが動いて、測定器がクララの頭を掠らず肩に当たって戻っていった……120センチ…小っさ どうしても、体重、身長測定が終わらない
メガネが言った。もう、グミが計って、それを提出しようよ。いいね だが、ホームに入って健康的な食生活で痩せたクララは40キロ台。私とは10キロ近く差があるけど、それでいいのか 夫婦で真剣に話し合う。もう、勝手に降りてくる測定器から逃げたい
流石に体重差が大きいと処方される薬にも影響するよねって事で、もう一回挑戦。少々の誤差は勘弁してもらおうと、グニャグニャなクララをメガネが柱にくっつけて、何とか計測終了。疲れた…こんなに疲れたのに、まだ診察する入り口にもたどり着いていない…
後、採血と検尿が待っている…
続きます