日本ではあまり知られていないかもしれませんが、
(アマゾンで売っていないので、そう思っているだけですが・・・。)
アメリカやヨーロッパで、ジャズ・ミュージシャンなら必ず持っている、
ジャズのスタンダード曲を集めた楽譜集がありまして、
The Real Book という名前です。

アメリカのHal Leonard社から出版されています。

The Real Book [ Hal Leonard Publishing Corporat...

¥6,220
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上のは、楽器をやる人のための楽譜なので、
歌詞は載っていないんですね。
ですので、ボーカルの人には特別に、
The Real Vocal Book というのが出ています。

ジャズのスタンダード曲はかなりたくさんあるので、
一冊ではおさまらなくて、Volume Iから IVまで、
それぞれ高声用(High Voice)と、
低声用( Low Voice)があります。

The Real Vocal Book - Volume I (Songbook)High V...

¥3,787
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2012年にジャズボーカルのレッスンを開始すると同時に、
さっそく私もこのThe Real Vocal Book の1巻を買い求めました。

ただ私は買う時によくわからなくて、、
「ソプラノだから高声用でいいのかな?」
と、高声用を買いました。

そして、実際に歌う時には、
ヴォーカルの先生に私の音程に合わせてキーを変えてもらって、
それで歌っていました。

あとでいろいろ調べてみると、この高声と低声の区別は実は、
高声が男性用、低声が女性用ということらしいのですね。

わかったところで、
2巻目からは低声用を買おうと思います。

それはいいのですけど、
いつになったら、2巻を買えるようになるのか?

1巻にまず、200曲収録されているので、
これを全部歌うのには、かなりの時間がかかります。

これまでは、楽譜集の中から気に入った曲、
好きな曲を適当に選んで
レッスンの課題曲にしていました。
が、
そろそろ他のミュージシャンが腕を磨いている
ジャムセッションなどにも参加したいという
野望がわいてきたわたくし。

ジャムセッションというからには、
どんな曲が演奏されていても、
それに合わせて歌えるようにしないといけないですよね?

歌詞はとりあえずうろ覚えでも、
ジャズにはスキャットという技があるので、
メロディを押さえておけば、
ヴォーカルとして参加できます。
(もちろん、歌詞を覚えているほうがいいのには決まっていますけど・・・)

そこで、野望の準備段階として、私が考え付いたのは・・・
The Real Vocal Book Vol.1 コンプリート!

うわー、
これだけでも自分としては大した野望なのです。

だって、200曲ですよ?

単純に一週間に2曲ずつこなしていっても、
100週、2年近くかかる計算です。

いままでのレッスンのペースだと、
だいたい1曲を仕上げるのに、2~3レッスン必要でした。
レッスンも、お仕事の関係で、毎週一度きっちりとは通えず、
2~3週間の間があくことも。

そうすると、1曲のために、
平均1か月強の時間が必要ということでしょうか?

すると、先ほどの計算の4倍の時間がかかる、
2年かける4で、8年!

8年はジャムセッションに行けない! 笑

ということは避けたいので、
方向転換することにします。

じっくりと歌いこむのではなく、
ちょっと高速でさらっと習っていく方式でトライしてましょう。
それで、心に響く曲があったら、しっかりとおさらいして
自分のレパートリーにしていく。

古今東西のジャズボーカリストでも、
そんなに何百曲もレパートリー持っている人は少ないのではないか?

そもそも、みんな何曲ぐらいレパートリー持ってるんだ?
それこそ、サラ・ボーンとかエラ・フィッツジェラルドとか、
その場でさらっと曲名言われて、何曲ぐらい歌えたんだろうか?

まあ、そんな大御所ディーバたちと自分を比べても
意味がありませんので、
今は自分の歌の技術の向上に努めるのみ。

とりあえず、1曲目の「おいしい水(Agua de beber)」から
チャレンジしてみます!




昨日、7月30日に、ステージがありました。


$ドイツで I love 80's!



いま習っているジャズボーカルの先生の生徒さん11名が一同に会して、それぞれ日ごろレッスンしてきたレパートリーを2曲ずつ披露するという、いわば発表会のような舞台です。

発表会とはいえ、バックをつとめてくれるのは、それぞれプロのピアニストのクリスとドラマーのシュテファン。


会場となった、ミュンヘンのジャズの殿堂ともいえるジャズクラブ、Unterfahrt の、専属PA&照明係りさんもついて、素晴らしい舞台の経験をさせていただきました。


私はジャズ・スタンダードのレパートリーの中から、Sentimental Joruneyと、Route 66の2曲を歌いました。
センチメンタル・ジャーニー - EP /作者不明

¥800
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※モバイル非対応

このステージや、普段のレッスン風景の動画を撮る為に、私が使っているのが、Zoom のQ3HD。

ズーム 高画質&高音質ハンディビデオレコーダー Q3HD/Zoom

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出演者それぞれは、自分が歌わないときは、聴きにきてくれた家族や友人たちといっしょに客席でステージを見ているのですが、私の隣に座っていたドイツ人のちょっと年配のご婦人は、私の持っている機材が動画も撮れるというのが、最初信じられなかったらしいのです。
それぐらい、コンパクトに見えたのですね。
こんなにコンパクトなボディで画質もいいし、音質もすばらしいので、みんなに勧めまくっています。
私が勧めるまでもなく、ボーカル・レッスンの仲間は、すでにほとんどZoom の製品を使っていますね。


ZOOM Handy Recorder H2/ZOOM

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ドイツでじわじわと人気の、日本製品のひとつです。


3月からジャズ・ボーカルを習っています。

そのため、最近は集中してジャズ関連の音源や
ムービーに浸りまくっている日々。

そんななかで思い出した映画はこちら。



オール・ザット・ジャズ [DVD]/ロイ・シャイダー,ジェシカ・ラング,アン・ラインキング

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主人公が鏡に向かって
"It's show time!"
と、自分で自分に気合を入れるシーンが
何度もでてきて印象的でした。

わたしもこんどの日曜日には、
レッスンの発表会があるので、
気合を入れようと思います。

それにしても、いま改めてキャストを見てみると
ジェシカ・ラングも出ていたのね。
ほとんど印象ないなぁ。