朝、知らない番号からショートメールがきた。
「携帯が盗まれた。連絡できない カミ」
このメールですぐに理解できた。
以前カミが病気になり死にかけた時、カミの友達に私の番号を教えてた。何かあった時は友達から私に連絡すると。
(死にかけた話はまた今度)
なので恐らく状況は携帯が盗難にあっただけで、すぐ友達と合流でき無事であること。なので私は続報が来るのをおとなしく待った。
お昼ぐらいにカミは前の携帯を使い、私に連絡した。
カミは「恐かったよー!いきなりバイクに乗った人が私の携帯をとった。バイクにひっかかりヘッドスライディングしたよー」
(コンクリートにヘッドスライディングしたのは、これで2回目)
私はカミの声を聞き一安心した。
カミはその時の状況を私に説明した。カミも初めての経験だったらしく、その瞬間は泣いてしまったらしい。
ビデオ通話でカミは「ほらーっ」て言いながら肘と膝の怪我を見せてきた。
なんだか可愛らしく私は微笑んでしまった。
携帯は泥棒に盗られてしまったが、カミが元気そうで良かった。
私は、へんに落ち着いているから「バカー」と言われて、また笑った