＊これからのセラピストの役割＊

昨日は、私の尊敬する先生にお会いしてきました。

先生のお話を伺い、まだ頭と心の中が整理ついていないのですが、今思う事を書きます。

まとまりのない文章になりますが、何か大切な事が伝えられたら良いです。

先生は、国境なき医師団としても活動されていて、震災後、既に５回、被災地で医療活動をされています。

テレビで報道されない避難所が多数あり、そういった所へは、物資の供給が充分なされていないそうです。

先生は福島で活動され、ある日、怪我をしている原発で働く方に会ったそうです。

福島以外の多くの原発職員の方達が、応援で福島へ来ているそうです。

その方も、その一人
どうみても、殴られたような傷。
しかし本人は、理由を語らなかったそうです。

誰に殴られたか、わかりますか？

その後、再び福島へ訪れた時、その方にお会いしたら、暗い表情をされていました。

理由を聞くと、奥様が自殺されたそうです。

人々の原発への不安や、恐れが
原発で働く人達や、その家族へ、怒りとなって向けられているのです。

こんな悲しい事が、起こっているのです。

被災地の人達は、確かに深い心の傷を負っていて、心療内科の医師が必要とのこと。

でも、今は、とにかく復興、という気持ちになっているそうです。

私達のような医療従事者でないセラピストが、被災地の為に活動できるのは、１～２年後だそうです。

それよりも、今は、原発の職員、亡くなられた奥様のように、被災地以外の方達が、ケアを必要としているから、その方達のケアをして欲しい。と、言われました。

ブログには書くことを躊躇するような話も伺いました。
被災地は、どんな状況だったか、私達セラピストに求められる事、できる事は何か。

セラピストを目指し、私の講座を受講される皆さんに、この事を伝えるのが、私の大切な役目のひとつだと感じました。

知識だけでなく、これからの時代に必要な考え方、生き方を伝えていきます。