がらくたカメラで遊ぼ

がらくたカメラで遊ぼ

修理する腕もないのに、ジャンクなフィルムカメラを拾い上げてきては
たまったカメラを眺めて、一人悦にいっている馬鹿なやつです(苦笑)
肝心の写真の腕は、今ひとつ、いや二つくらいです…

突然ですが 笑

 

 

最近になり突如フィルムで写真撮ることが増えてきました

しかし、コロナ渦以降仕事が完全テレワークとなってからは、近所で現像を受け付けてくれるお店(カメラ屋さん)も見当たらないど田舎に住んでいるため、必要な都度隣の市にあるカメラのキ〇ムラに車で行くのですが、「えええっ」と思うくらいに現像料金高くなりましたね!

 

 

都内(池袋)に通勤していたころは、毎日のようにビッ〇カメラさんに出勤前現像に出し(20年くらい前は、お店の営業時間前にもかかわらずフィルム現像の受付をしてくれていた時代でした)、戻ってきたフィルムをブログ仲間のピエールさんから頂いたフィルムスキャナーを使って画像化していました

 

 

当時は毎日のように仕事終わりにカメラ屋さんを巡回、(がらくた)カメラを買い込んでは仕事の合間に試写に明け暮れ、現像出しに行っていたので、お店の人からこちらのオーダーを覚えていただき(当時は同時プリントが主流で、ネガフィルムでも私のように現像のみというのは珍しかった)何も言わずにフィルム渡すだけで受付伝票を書いて頂いてました

「当時よく受付して頂いたかた、今どうされているのかな」と、ブログ書きながら懐かしくなってきました

 

さて。。。

 

上述の通り月日が流れ、フィルムカメラでの撮影は高尚な趣味(笑)になってしまい、昔のペースで撮影しているとすぐに破産しかねない状況となりました

少しでもランニングコストを削減すべく、データ化は自前でするため現像のみのスタイルは今も変わっていません

 

 

が、しかし

 

 

当時使っていたフィルムスキャナーはSCSIインタフェースでパソコンに取り込むものだったため、現行のWindows11とかではまっとうには取り込めません(古いパソコンは既に処分してしまいました)

裏技はあるようですが、動作する保証もなく

そこに費用かけるならSCSIが使える古いパソコン(Windows XP)を中古で買ってきて接続するのがいいかと、よく行くハード〇フで探すのですが、一向にみつかりません

 

この間ようやくソニーのノートパソコンでWindows XP搭載のものを発見しましたが、ノートパソコンだとカード型PCIカードでSCSIインタフェースに変換できるものが必要で、今度はそれがなかなか見つかりません

ヤ〇オクでいくつか出品されているのを見つけましたが、ちと予算的には厳しい

ということで、ウォッチリストに入れたまま様子見です

並行して、今のパソコンでも取り込める(または、SDカードなどの記憶媒体に保存できる)スキャナーを探し、この間無事?に落札しました!

 

本日届きましたので、さっそく動作確認兼ねスキャンしてみます

 

 

スキャン画像(とって出しの無編集)

 

(OLYMPUS PEN F+ネガフィルム)

 

(Canon EOS-1n+ポジフィルム)

 

(Canon EOS-1n+ネガフィルム)

 

ペンFはハーフサイズなので2コマ分同時にスキャンされます

 

驚いたのは、ネガでもポジでも1コマ約3秒でスキャンできること

これまで使っていたスキャナーはパソコンの処理性能もあって、けっこう長い時間かかっていたのとたまに読み取りエラーが出ていました

最新機種ではないにせよ、技術の進化を肌で感じ取った次第です

 

とは言え、IX240フィルム(APS)を読みとれるのは古いほうのスキャナーだけなので、引き続きSCSIインタフェースが使えるパソコンを探し続けています、とさ

 

 

 

おそまつさまでした

 

 

コニカ ACOM-1(エイコムワン)

 

1976年発売、35mmシャッター速度優先AE搭載フォーカルブレーンシャッター式一眼レフカメラ

 

コニカの一眼は、特別なギミックを持つオートレックス以外は買わないと心に決めてましたが(これ以上レンズを増やしたくないため)、一目見て「カッコいい!」となり、オリジナルではなさそうとは思いながら連れて帰った次第です

 

入手元はハード○フ(この間紹介したMOROX IIをゲットしたお店)でグッタペルカに使われている模様が同じことから、もしかして同じかたによるカスタマイズ品では?と思っています

 

 

まずは、全方位からの画像をどうぞ

(レンズは取り急ぎオートレックスのものを装着してみたので、多少違和感がありますが)

 

 

 

ノーマルモデル?は何度も手にとっていましたが正直指触をそそられることはなかったのですが、このカスタムグリップ?を装着してボディがとてもシャープでしびれるくらいカッコよく感じたのです

 

 

つくりを見ると、やはりワンオフで作られたグリップのようです

プラベースなので、軽いのもいいと思います

 

 

 

まずは、コニカの一眼レフの歴史を振り返ってみると

 

コニカの一眼レフは、FシリーズとARシリーズがあります
【Fシリーズ】
    コニカF(1960年9月発売) シャッターや絞りに連動するセレン光電池式メーター内蔵、最高速は1/2000秒
    コニカFS(1960年9月発売) シャッター最高速は1/1000秒、Sはスタンダードの意
    コニカFSW(1962年末発売) コニカFSにタイムレジスターを組み込んだ
    コニカFP(1962年10月発売)
    コニカFM(1964年発売) コニカFPをベースにシャッタースピードと連動するCdSの外光式露出計を内蔵

【ARシリーズ】
    コニカオートレックス(1965年12月発売)
    コニカオートレックスP(1966年3月発売) コニカオートレックスからEEを省略した普及版
    コニカFTA(1968年3月発売) TTL露出計によるシャッター優先EE
    コニカFTAブラック(1969年発売)
    コニカニューFTA(1970年6月発売) コニカFTAのマイナーチェンジモデル
    コニカニューFTAブラック(1970年)
    コニカオートレフレックスT コニカニューFTAの海外輸出モデル
    コニカオートレフレックスT3(1973年4月発売) コニカFTAを元に多重露光、アイピースシャッター等機能強化
    コニカオートレフレックスニューT3(1974年9月発売)
    コニカAcom-1(1976年発売) 家庭向けで曲線の多いデザインと小型軽量で「愛情コニカ」と呼ばれた
    コニカオートレフレックスTC コニカAcom-1の海外輸出モデル
    コニカAcom-1オートデート(1978年8月発売) コニカAcom-1にオートデート機能を組み込んだ
    コニカオートレフレックスT4 輸出専売モデルで、コニカAcom-1にプレビュー機能、ワインダー装着対応
    コニカFS-1(1979年発売) 一眼レフカメラとしては世界で初めてワインダー内蔵、電子式シャッター搭載
    コニカFC-1(1980年発売) コニカFS-1のワインダーを外付けにした機種
    コニカFT-1モーター(1983年発売) コニカFS-1のワインダー巻上げをS・C切替可能に改良
    コニカFT-1モータープロハーフ コニカFT-1モーターをそのままハーフ判にした特殊モデル
    コニカTC-X コシナ製OEM、ワインダーを内蔵しない、シャッター優先AEとマニュアル露光

 

参考:コニカのカメラ製品一覧 - Wikipedia

 

 

レンズマウントも、コニカFから始まるFシリーズに採用された「コニカマウント」と、オートレックスから始まるAE撮影を前提として開発された「コニカマウントⅡ(レンズ銘に刻まれたARの文字からARマウントとも呼ばれる)」がありますが、互換性はありません

 

 

 

本機(ACOM-1)の諸元としては

シャッター速度は、B, 1/8~1/1000秒

縦走りメタルフォーカルプレーンはコパル社製機械式シャッターのため、バッテリーが切れてもシャッターは切れます

 

露出機能としては、シャッター速度優先AEを搭載

これは同年発売され爆発的にヒットしたキヤノンAE-1と同じです

広角レンズでは部分測光、標準レンズでは中央重点測光、望遠レンズでは平均測光になります

 

ファインダーは倍率0.91倍、視野率90%と、まずます

ピントあわせは、イメージとマイクロダイヤプリズムおよびマット面併用による実像合致式

ファインダー内右には、メーター指針、絞り値、露出警告マーク、AE連動限界マーク、マニュアル表示マーク、絞り込み測光用定点が表示される

 

レンズマウントは、コニカマウントⅡ(コニカARマウント)というバヨネット式を採用

口径47mm、フランジバックは40.5mm

ARは、オートレックスの頭文字からきているそうだ

おかげで、10年近く前のオートレックス用HEXANONレンズが活用できるのはうれしい限り

 

フィルム感度はASA25~1600に対応

 

露出計を動かすためのバッテリーには、MR-9を2個使用

巻き上げレバーと連動したスイッチで、予備角を引き出すと自動でメインスイッチが入り、メインスイッチを切ると巻き上げレバーが格納されシャッターロックが掛かる仕組みです

 

ボディサイズとしては、幅136×高さ90×厚さ45mm

重量は510g(標準レンズF1.7つき720g)

お散歩カメラとしては少々重い気もしますが、ハンドグリップがついているのもあって重さはそんなに感じません

 

 

低速シャッターをカット、スナップに必要な機能・操作性に特化し「愛情コニカ」という愛称で女性とか家族をターゲットにしようと考えたようですね(CMには西川きよし・ヘレン夫妻、山城新伍・花園ひろみ夫妻を起用したようです)

 

基本機能は1965年発売のオートレックスからCdSを利用した外部露出→超高感度複合CdSを2つ使った可変測光でTTLになったので露光精度は上がったことと、EE(Electric Eye)がAE(Automatic Exposure)と呼び名が変わったくらいで目覚ましい進化はありませんが、コンセプト的には十分ではなかったでしょうか

 

現状だと低速シャッター粘り気味なのとレンズないのでAE撮影はできませんが、ARレンズを手に入れるまで待っているといつになるかわからないので、今あるレンズでマニュアル撮影に持ち出してみようと思います

 

 

おそまつさまでした

 

 

久々に正体不明なカメラをピックアップしました

(最初は救済するつもりはありませんでしたが、よくみたらレンズが大好きなテッサーだったので 笑)

 

まずは、全方位から撮った画像をご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

これらからわかることをまとめると

・使用フィルムはブローニー(120)

・オリジナルではなく、何かのカメラについていたレンズ+プラボディ+フィルムパックを合体したカメラ

・レンズはカールツアイス テッサー(Carl Zeiss Jena Tessar)F4.5  7.5cm

 中判レンズのF4.5 テッサーは、所有しているローライフレックススタンダードの初期にラインナップされていることから、かなり古いものだと思ったが、シリアル番号からこのサイトで調べたら1936年製と判明

・レンズシャッターはデッケル社のコンパー(T,B,1,1/2,1/5,1/10,1/25,1/50,1/100,1/250秒と最高速が1/250でコンパーラピッドができる前のもののため、この点からも古いレンズだと思った)

・フィルムパックはマミヤRB67のそれによく似ている

 プラボディにビスでボルトオンされているためか、レボルビング機構はない

 

 

 

しかし、ネットでいくら検索しても、「MOROX」「Herabond」ともヒットせず

 

かろうじて、いくつか類似したカメラがメルカリで売られていた(既に売却済)のが確認できたくらい

商品ページ画像から確認できた範囲では、本機とはボディ形状が異なりレンズも国産みたいだった

 

レンズ胴鏡?に記載のある「Heraeus」「Samurai Spirits WETSUIT」「SURFBOARDS」から、もしかして潜水用カメラのシェルがボディ素材になっているのかも、なんてことも考えました

 

 

商用にのっていないカメラだとすると、コスト面からワンオフ作成は考えにくいので、既存の(なんとなくポラロイドカメラ系の匂いを感じている)プラボディにフランジバック合わせて、レンズとフィルムパックをくっつけた

だとすると、作られたかたは相当な趣味人でカメラに造詣の深いかた、かつアイデアマンだと思われます

 

制作意図に非常に興味あるので、このカメラについて少しでもご存じのかたがいらっしゃったら、是非ご教授いただきたいところであります

 

 

ということで、手に入れたばかりのため、まだ試写は行っておりません

古いカメラによくみられる低速シャッターが粘る現象は発生していますが高速側は元気に切れています

軽いカメラというアドバンテージもあり早いうちに外に持ち出してみようと思っています

 

 

 

最後に、これは自分がカメラの素性と同じくらい気になっている、このレンズがついていたオリジナルのカメラは何???ということです

 

 

1936年くらいの中判カメラというと、二眼レフもしくは蛇腹カメラと思われます

二眼レフの場合、デッケルの刻印が前面にされているのは珍しく、おそらくは蛇腹カメラではないかと思いました

しかも、ツアイス社の蛇腹カメラであれば、デッケルの刻印があるプレートの場所にはツアイスのカメラ銘が刻印されているはず

 

以前アグファのカメラ(カラット12)で、同様にカメラ銘の刻印ないテッサーレンズを搭載したものを紹介しましたので、歴史は繰り返されています 爆笑

 

 

 

一生懸命ネット検索したところ、どうやらこれでは?というのを見つけました!!

 

 

Welta社の蛇腹カメラです

 

 

 

二枚目の画像で見る限り、レンズは同一と考えられます

(おまけにシリアルもほぼ同時期)

 

【引用元】

訳あり大特価 Welta Compur Carl Zeiss Jena Tessar 7.5cm F4.5 #D416(大判、中判カメラ用)|売買されたオークション情報、yahooの商品情報をアーカイブ公開 - オークファン(aucfan.com)

 

 

Welta社でないにしても、その当時カメラ製造を行っていたドイツの蛇腹カメラだというのは間違いないとことでしょうか

 

 

余談ですが、Welta社のカメラといえばSuperfektaが変わったカメラとして有名?ですが、さすがに高くて買えません 苦笑

 

【引用元】

Yahoo!オークション - Welta Perfekta Trioplan 7.5cm F3.5 13136

 

 

 

とまあ、久々の記事がなんとも消化不良になりました

 

次回、頑張ります(何を?)

 

おそまつさまでした