こんにちは。
カメラの学校のクラス委員のタムラです。先日、現在、横浜美術館で開催されている「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」に行ってきました。
この、「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」写真展は、世界各地の戦争や人々の暮らしの様子を写真に収め続けた、世界的に著名な報道カメラマン「ロバート・キャパ」と、キャパの公私にわたるパートナーとして、また、女性初の報道カメラマンとして活躍した「ゲルダ・タロー」のそれぞれの写真作品による2つの「個展」で構成されています。
これだけの枚数を展示するのは今までないのでは??と思うほどのボリュームで、1枚1枚、丹念に鑑賞すると数時間かかってしまいますが、それだけの価値がある、迫力ある作品が並びます。
「ロバート・キャパ」といえば、「崩れ落ちる兵士」。
名作でもあり迷作でもあるこの作品。
色々と物議や解釈があって、ロバート・キャパではなくてゲルダ・タローが撮影した1枚ではないのか!?なんて説もあるくらいなのですが、それもまた、この作品の凄み・衝撃が強かったからだろと、本物を目の前にして感慨深いものがありました。
戦火の人々と同じ目線で撮影されている2人の作品からは、反戦への強い意思と今伝えたいという使命感がひしひしと伝わってきます。
戦争の無意味さを感じずにはいられません。
この写真展、3月24日(日)まで開催されているので、お時間ある際に是非訪れてみて下さい!
さて、この写真展に行って感じたことなのですが…。
写真展で写真を観る目を養う。
そして物事の見る目を養う。
とても大切なことだなーと感じています。
写真教室に行くとよくわかるのですが、同じ被写体でも十人十色、様々な目線で捉えて、彩り豊かな写真が出来上がってきますよね。
それってすごいことで、自分では絶対見つけられない発想や思考が組み込まれているんですよね。
写真展に行って素晴らしい作品を鑑賞する。
そして写真をよーく観て、シャッターを切った時の状況を想像して、カメラを構えた写真家の気持ちに馳せて、その写真を味わう。
その後、フラットな気持ちで被写体だけを見て、自分ならどうこの状況を写真に切り取るかの思考をめぐらす。
それだけで上手になりそう!
カメラを毎日持ち歩いて、たくさん写真を撮ることは、写真上達のためにはとっても大事なことです。
でも、たまには「見る目を磨く」に目を向けてもいいなーと思いました。それでは、今日もハッピーカメラライフを!
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