こんなに寂しい日は久しぶりだ。
今日、松井秀喜選手が引退した。
僕が野球を見始めたころ、
既に松井選手はプロ野球の中心にいた。
巨人の三番打者として、
四番を打つ落合選手や清原選手よりも小学生の僕の心を強く打ってきた。
松井選手のホームランは、いったいどれほどの野球ファンのハートを打ち抜いてきたのだろうか?
松井選手の偉業を挙げればキリがない。
日米通算2643安打、507本塁打というとてつもない記録。
誰からも愛される人望や社会への貢献度。
どれをとっても間違い無く日本、いや世界を代表する野球選手と言えるだろう。
しかし、僕の心にいつまでも残る松井秀喜は、
現代最高のホームランバッターとして、
東京ドームの看板にぶち当てる姿、
今は無き広島市民球場の場外へかっ飛ばす姿だけだろう。
他の全てが霞んでしまうような、それほどまでに凄いホームランだった。
ヒット何本打ったかということよりも、
一本の超特大ホームランのほうが見る者の心に深く刻まれるということを、
僕は松井秀喜選手にはっきりと気づかされた。
これまで、見るだけなら数え切れないほどの野球選手を見てきた。
その中で、この選手のプレーは一生忘れないだろう、と確信できる選手が何人いるだろうか?
ON世代が彼らのプレーを一生忘れないように、
僕も松井秀喜選手のプレーを一生忘れない。
