【レンズワーク】
レンズによる効果(焦点距離による描写の違い)
①同じ絞りの場合、広角になるほど被写界深度が深く、望遠になるほど浅い。
②広角になるほどパースペクティブ(近景と遠景の差)が大きく望遠になるほど小さい。
※被写界深度…ピントが合っているように見える前後の範囲。ピントを合わせたポイントから手前側の距離の方が短く、奥の距離の方が長いという性質がある。写っている範囲のすべてにピントが合っている状態をパンフォーカスといい、広角になるほどこのパンフォーカスが得られやすい。
レンズの種類
標準レンズ 35㎜~50㎜
●肉眼で見ている範囲に近い画角を持つ。
●遠近感も肉眼で見たものに近いため自然な描写ができる。
●自然=平凡になりがちなため使いこなしが難しい。
広角レンズ
●肉眼で見るより広い範囲を写すことができる。
●近くのものが大きく写る。
●歪みが大きい。=非現実的なインパクトの強い構図が得られる。
●あまり絞らなくてもパンフォーカスが得られる。
望遠レンズ
●肉眼ではかすかにしか見えない遠くにある被写体を大きく写し取ることができる。
●被写体に近づけない動物写真やスポーツ写真には必須。
●被写界深度が浅い。=背景がボケやすい。
●「圧縮効果」による緊迫感が得られる。
ズームレンズ
●単焦点レンズ2~3本分の画角を1本でまかなえる。
レンズによる効果(焦点距離による描写の違い)
①同じ絞りの場合、広角になるほど被写界深度が深く、望遠になるほど浅い。
②広角になるほどパースペクティブ(近景と遠景の差)が大きく望遠になるほど小さい。
※被写界深度…ピントが合っているように見える前後の範囲。ピントを合わせたポイントから手前側の距離の方が短く、奥の距離の方が長いという性質がある。写っている範囲のすべてにピントが合っている状態をパンフォーカスといい、広角になるほどこのパンフォーカスが得られやすい。
レンズの種類
標準レンズ 35㎜~50㎜
●肉眼で見ている範囲に近い画角を持つ。
●遠近感も肉眼で見たものに近いため自然な描写ができる。
●自然=平凡になりがちなため使いこなしが難しい。
広角レンズ
●肉眼で見るより広い範囲を写すことができる。
●近くのものが大きく写る。
●歪みが大きい。=非現実的なインパクトの強い構図が得られる。
●あまり絞らなくてもパンフォーカスが得られる。
望遠レンズ
●肉眼ではかすかにしか見えない遠くにある被写体を大きく写し取ることができる。
●被写体に近づけない動物写真やスポーツ写真には必須。
●被写界深度が浅い。=背景がボケやすい。
●「圧縮効果」による緊迫感が得られる。
ズームレンズ
●単焦点レンズ2~3本分の画角を1本でまかなえる。
【測光方式】
多彩な測光モード
一眼レフカメラには複数の測光モードが搭載されており、撮影条件や多様な被写体に対して適正な露出が得られるように使い分けをすることができる。「スポット測光」「平均測光」「中央部重点測光」などの方式があり、メーカーによって方式名の呼び方が異なっているが、全てこの3方式に分けられる。
平均測光(多分割測光)
画面をいくつかに分割し、それぞれの部分から得られる被写体の明るさをカメラのマイコンが総合的に演算して、最適な露出を選択するように作られている。平均測光の精度がそのままメーカーの評価につながるため、とても高性能になっている。よほど特殊な光線状態でない限り、この測光方式で適正な露出を得ることができる。
中央部重点測光
「ファインダー視野」の中央部分(約12㎜の円内)を重点的に測光する。特に中央部分の露出を重視したい作画意図がある場合などに有効。中央部重点平均測光は周辺部の情報も加味される。
スポット測光
「ファインダー視野」のほぼ中央(約3㎜の円内)のみを測光し、特定部分だけの明るさを基準にした露出の測光方式。狙ったポイントの露出だけを的確にとらえることができる。
カメラ内蔵TTL(Through the Taking Lens)露出計
これらの測光方式はカメラに内蔵されている露出計で計測されている。この露出計を「TTL」と呼んでいる。TTLは、物体が反射した光を測る反射光式露出計であるため、物体の反射率に大きく左右されるという欠点がある。これを修正して適正な露出を得るために、測光モードの切り替えやAEロックなどを駆使して露出補正しなければならない。
被写体に実際に当たっている光を測ることができる入射光式露出計なら、物体の反射率に左右されないため、常に適正な露出を得ることができる。この入射光式露出計にシンクロコードをつなぐとフラッシュメーターとしても使うことができる。
多彩な測光モード
一眼レフカメラには複数の測光モードが搭載されており、撮影条件や多様な被写体に対して適正な露出が得られるように使い分けをすることができる。「スポット測光」「平均測光」「中央部重点測光」などの方式があり、メーカーによって方式名の呼び方が異なっているが、全てこの3方式に分けられる。
平均測光(多分割測光)
画面をいくつかに分割し、それぞれの部分から得られる被写体の明るさをカメラのマイコンが総合的に演算して、最適な露出を選択するように作られている。平均測光の精度がそのままメーカーの評価につながるため、とても高性能になっている。よほど特殊な光線状態でない限り、この測光方式で適正な露出を得ることができる。
中央部重点測光
「ファインダー視野」の中央部分(約12㎜の円内)を重点的に測光する。特に中央部分の露出を重視したい作画意図がある場合などに有効。中央部重点平均測光は周辺部の情報も加味される。
スポット測光
「ファインダー視野」のほぼ中央(約3㎜の円内)のみを測光し、特定部分だけの明るさを基準にした露出の測光方式。狙ったポイントの露出だけを的確にとらえることができる。
カメラ内蔵TTL(Through the Taking Lens)露出計
これらの測光方式はカメラに内蔵されている露出計で計測されている。この露出計を「TTL」と呼んでいる。TTLは、物体が反射した光を測る反射光式露出計であるため、物体の反射率に大きく左右されるという欠点がある。これを修正して適正な露出を得るために、測光モードの切り替えやAEロックなどを駆使して露出補正しなければならない。
被写体に実際に当たっている光を測ることができる入射光式露出計なら、物体の反射率に左右されないため、常に適正な露出を得ることができる。この入射光式露出計にシンクロコードをつなぐとフラッシュメーターとしても使うことができる。
【ホワイトバランス】
ホワイトバランス
さまざまな色温度の光源のもとで、白色を正確に白く映し出すように補正する機能のことをホワイトバランス機能という。ホワイトバランスが取れていないと肉眼では自然に見えていた色がカメラで撮影すると不自然な色に写る。例えば、蛍光灯のもとで太陽光用のフィルムや、太陽光のホワイトバランスで撮影すると緑色がかった不自然な色に写る。また、太陽光用のフィルムで白熱灯に照らされた被写体を撮るとだいだい色がかって写る。これを補正するのがホワイトバランスである。
色温度
ある温度において黒体が放射する光の波長の分布を導き出すことができる。温度が低い時は暗いオレンジ色であり、温度が高くなるにつれて黄色みを帯びた白になり、さらに高くなると青みがかった白に近くなる。このように、白という色を黒体の温度で表現することができるのであり、この温度を色温度と呼ぶ。
光の3原色・色の3原色
RGBは色の表現法の一種で、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混色の一種である。RGBは3原色の頭文字である。ブラウン管や液晶ディスプレイ、デジタルカメラなどで画像再現に使われている。
CMYKは色の表現法の一種で、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4種から成る。CMYKは頭文字1字を取ったもの。但し同様の意味でCMYBkと表現される場合はBkはブラックを指す。
ホワイトバランス
さまざまな色温度の光源のもとで、白色を正確に白く映し出すように補正する機能のことをホワイトバランス機能という。ホワイトバランスが取れていないと肉眼では自然に見えていた色がカメラで撮影すると不自然な色に写る。例えば、蛍光灯のもとで太陽光用のフィルムや、太陽光のホワイトバランスで撮影すると緑色がかった不自然な色に写る。また、太陽光用のフィルムで白熱灯に照らされた被写体を撮るとだいだい色がかって写る。これを補正するのがホワイトバランスである。
色温度
ある温度において黒体が放射する光の波長の分布を導き出すことができる。温度が低い時は暗いオレンジ色であり、温度が高くなるにつれて黄色みを帯びた白になり、さらに高くなると青みがかった白に近くなる。このように、白という色を黒体の温度で表現することができるのであり、この温度を色温度と呼ぶ。
光の3原色・色の3原色
RGBは色の表現法の一種で、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混色の一種である。RGBは3原色の頭文字である。ブラウン管や液晶ディスプレイ、デジタルカメラなどで画像再現に使われている。
CMYKは色の表現法の一種で、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4種から成る。CMYKは頭文字1字を取ったもの。但し同様の意味でCMYBkと表現される場合はBkはブラックを指す。






