前回からの続きです。
聴覚過敏なうちの長男くんが、
とても苦手だった音。
それは、
運動会のスターターピストル
の音です。
小学校の運動会シーズンになると、怖がっていた長男くん。
運動会当日は、スタートラインに立ちながら
自分の耳を両手で押さえて、
顔をしかめていました。
位置について
よーい
バン!
ただこれだけの事が、長男くんにとっては
とても怖い事
走ることよりも、ピストルの音に集中してしまう
発達性協調運動障害のグレーゾーンなので、
走るのも遅い上に、スタートも遅れ、
競争心もあまりないから、
常にマイペースな走り。
でも、やりたくないとか言わないで、
いつも頑張っていました。
こんな長男くんの聴覚過敏をどうにか克服できないものか、
と考え、私が実践したこと。
それは、
小さい音から慣れていく
というやり方です。
①スマホでスターターピストルの効果音を探し、
まずはとても小さい音から聞いていきます。
②そして、少しずつ音を大きくしていきます。
③長男くんの反応を見ながら音量を上げていき、
ちょっと怖いかもというレベルまできたら、その日はもうやめます。
④別の日、また1番小さい音から聞いていきます。
そして同じように、長男くんの反応を大事にしながら音量を上げていき、ちょっと怖くなったらやめます。
⑤これを何度も繰り返していくと、だんだんと音に慣れていき、音量を上げても怖くない!
と平気になってきました。
そして、運動会シーズン再び!
いよいよ本物のスターターピストルの音はどうかな、と心配したのですが、
なんと大丈夫!怖くなかった!もう平気!
になったんです。
でもこれが平気になったの、小学5年生だけどね
ただ、このスターターピストルを克服したら、
それまで苦手だった
打ち上げ花火も平気になったし、
トイレのエアータオル?ジェットタオル?
あれも平気になりました
ちょうど克服できる時期だったのかな。
その時の本人のメンタルの状態でも
影響の差がでそうですね。
今現在 中学生の長男くん、
聴覚過敏で困ってることは特にありません。
避難訓練の大音量はちょっと苦手だけど、
パニックも起こさず、避難できます。
小さい音から慣れる作戦、やらなくても
成長とともに平気になったのかもしれないけど…
とりあえず、良かった良かった
これが私の実践した方法でした。
同じような聴覚過敏がある方、
もしいらっしゃったら、こんなのもありますよ ということで。
本日も読んでくださって
ありがとうございました
この本も良かったです。