3日前。義母のお見舞いへ向かう途中で病院から電話があり、医師から現在の状態について説明したいとのこと

指定された時間まであと3時間位あったので、医師の説明がある時に同席したいと言われていた老人ホームにも連絡を入れてから先にお昼を食べたり買い物をして過ごし、時間前に病院へ

ナースステーション内にあるパソコンの前で画像や血液検査を見ながら説明を受けた

「A子さんのeGFRは現在9.06…基準値が90なので、ほとんど腎臓が機能していません。CPKも最初が400位だったのが次の検査では1000を超えました。これはどこかの臓器が壊れていってるといえます。A子さんは血圧も上が70だった日もあり昇圧剤を使いました。現在の状態は老衰な状態で正直なところいつ亡くなってもおかしくありません。頑張って1ヶ月かなと思っています。…そこで御家族に再度確認なのですが、延命についての考えを聞かせて下さい。経鼻栄養や胃ろうで寿命を延ばすこともできますがいつかは確実に終わりが来ます。老人ホームには戻れないと思います。」

頭が真っ白になった

義母が死ぬと言う現実に思わず下を向いた私の横で、夫が答えた

「最初に申し上げた通り、延命治療は望みません。ただ、自分達が到着するまでは何とか持たせて下さい」

私も続けて言った

「昇圧剤は使って下さい。でも本人が痛いのが可哀想なので心臓マッサージで拳で叩くようなのは止めて下さい。痛みがないように、よろしくお願いします」
そして夫と2人で「それでいいよね」とお互いに確認した

医師の話が終わったあと、私はこらえきれず廊下で泣いた

老人ホームの担当者も目に涙を一杯ためて、必死で気持ちをおさえてお義母さんに優しい言葉をかけてくれてた

少し気持ちが落ち着いた後に担当者さんに「ホームの母の部屋を片付けなくては」と伝えたら「いいです。私達は待ってます。不在の間はショートステイで使わせて頂きますが荷物のことなど気にされないで下さい」と言ってくれた

老人ホームの方も病院の方もみんな優しい…本当にありがたい

いつが旅立ちの日かわからない
医師からは治る可能性は1パーセントと言われたけれど、できる限り長く生きて欲しい

でもその裏で夫と葬儀準備を始めているのが申し訳ないけれど…しっかりとやらなくては

皆が通る道だけど、大人って本当に色々なことが待ち構えている


祖父の火葬で待機している時に義母がお世話になってる老人ホームから電話があった

A子さんは血尿が続いているし膣からの出血もあるので2日後に○○病院の泌尿器科と婦人科に予約を入れました。ご家族にも付き添いをお願いしたいとのこと

もちろん承諾して翌日には私と夫も帰宅
そして受診予定日の朝。再び携帯に連絡が入る
「A子さんの血液検査の結果、腎機能の数値が極端に悪く、往診医からすぐに病院に行くよう指示が出ました。予定していた病院ではなく、大きな○○病院へこれから救急搬送します。入院になるのでご家族もすぐに来て下さい」
既に出社していた夫にも連絡してすぐに病院へ

義母は意識混濁でほとんど反応がなく、不随意運動が出ていた。脳血栓の後遺症なのか、本人の意志に関係なく身体が勝手にあちこち動く
例えて言うならば、低周波治療器をつけて最大モードにした時に勝手に筋肉が激しく動く感じ
精密検査を色々受けて、腎機能はもちろん、リンパ球や色々な数値が低下していた

覚悟を決めて病院に詰めていたけれど、何とか命は取り留めた感じ

でも血尿は続いてるし、認知症だから夜中に叫んだり色々大変…でも一番辛いのは本人
家族としては手を握るくらいしかできないけれど、せめて本人が不安な気持ちにならないように、そして痛くないようにしてあげたい

世間はゴールデンウイークだけど、今年はすぐに病院に行けるように遠出はせず静かに過ごしてる

祖父を亡くしたばかりだから、これ以上身内を亡くしたくない
人間はいずれ必ず死ぬけど、お義母さんの寿命はまだまだ先になりますように


月曜日の早朝に実家から電話
母方の祖父が亡くなった

その日の夕方には通夜、翌日告別式と決まったのですぐに九州へ
看取りの段階に入った3月末に一度会いに行った時は無精髭で目も落ちくぼんでいたけれど、棺の中の祖父は湯かんをして頂いてたこともあり綺麗な顔でいつものじいちゃんに戻っていた

祖父には孫の中で一番可愛がってもらったので悲しくて寂しくてしょうがないけど、数えで97歳、立派な大往生だからお疲れ様でしたと思わなければ

でも骨になった祖父の姿を見るのは辛くて、夫に促されるまで集骨室の入口で号泣してた

葬儀は家族葬と決めていて本当に少数の親族だけが参列予定だったけれど、祖父が晩年お世話になっていた老人ホームのスタッフの方々が次々と来て下さり、しかも号泣されていて…じいちゃんは最後まで皆に愛されたのだなと実感した


私は九州から離れて暮らしてるから、祖父が亡くなっていなくなったというよりは、最近会ってないけど元気かなと思いこんでしまいたくなるけれど祖父の死を受け入れてきちんとあの世に行けるように冥福を祈ろう


大好きなじいちゃん、今までありがとう