昨年からカメリアバレエを発足し、もうすぐ早いもので1年が経ちます。

嬉しいことにこの1年誰も欠けることなく、素晴らしい1年を過ごしてきました。

この春からは新しく小学生クラス、大人クラスも新設し、更なる出会いを心より楽しみにしております。

カメリアバレエの盛り上がりの反面、まだまだ地域のみなさまの中にクラシックバレエのイメージが付きにくい方が多くいらっしゃるのも感じてきました。

バレエはテレビで歌手やダンサーがよく踊っているようなジャンルではありません。当然と言えば当然ですね。

しかし他ジャンルのプロのダンサーの方ですら、ダンスの基本となるバレエを習われる方も少なくありません。

私のバレエの入口は、やはりキラキラしたティアラや衣装、トゥシューズへの憧れでした。

始めたものの、体も固く振り覚えも悪かったので、よく先生からは叱られていました。

しかし舞台で踊ることは大好きでした。極度の緊張と、練習したものをたくさんのお客様に見て頂く興奮は忘がたいものがありました。

芸を極めた先生方は、厳しい道のりを越えてきた深みがあり、どのアイドルよりも美しく……。

憧れて、褒められたくて、先生のようになりたくて、たくさん練習するようになりました。

様々な技やステップを夢中で覚え、毎日毎日体に落とし込みました。

最初は拙い動きが、少しずつ整い、出来なかった理由が分かりまた練習する。挑戦の連続で夢中になって練習する。

バレエの奥深さの虜になりました。

全ての基礎動作が螺旋状に繋がり合い、踊れる体を構成して行く。

その仕組みをたくさんの過去の偉人たちが作り上げ、現在の私たちに届いている。

完璧な純文学、天才たちが綴ったクラシック音楽、歴史ある芸術が合わさった総合芸術のバレエ。

知れば知るほどに、バレエの大きさを実感するのです。

そしてその自身の孤独な戦いだった筈の自己満足な踊りで、見てくれた人が感動して涙を流しているのを見た時、踊る意味が分かりました。

どんな嫌なことがあっても、例えコンクールで1位になっても、最高の踊りや最悪の失敗をしても、失恋しても、親が他界しても、次の日にはまたバーを持ってプリエをしている。

歯を磨くのと同じように、いつもと同じ動作の日常を繰り返していく。

心の戻る場所。

心の軸。

その軸が太くなり芯がより強くなり、どんな道でも、切り開く武器になっていく。

私の｢バレエ｣のお話でした。

#バレエ教室 #二子玉川習い事 #用賀バレエ

バレエって？