インターナショナル・カンボジアNGOスクール 【ボランティアレポート】

インターナショナル・カンボジアNGOスクール 【ボランティアレポート】

NGOスクールでボランティアを体験された方々のレポートの紹介です。

インターナショナル・カンボジアNGOスクールで

活動さてれいるボランティアさんのレポートをご紹介!
色々な活動分野での活躍をお楽しみ下さい!

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最初にNGO学校に来た時に思ったことは「ここに人が住めるのか?」
ということでした笑 明らかに今まで泊まっていたホテルよりもボロい建物で、水道は時々止まりトイレが流れなくなったり、お湯の機械が壊れていて水のシャワーしか使えなかったり、電灯がいきなり点灯しなくなったり、雨漏りしたりと困ったことは多々ありました。

 しかし、住めば都というのは本当で、住んでみると意外と楽しく充実した時間を過ごすことができました。足りないものがあれば自分たちで用意し、何とかするというのも慣れてしまえば楽しいものでした。洗濯も毎日桶を使って手で洗って干したり、自力で蛍光灯を買ってきて取り替えたり、床が汚れているので掃除したりと工夫すれば何とでもなるのだと思うのと同時に、人間は意外とどんな場所でも生活できるのだなと実感しました。日本にいると経験できない“足りない物だらけの生活”というのは慣れるととても楽しく、逞しく成長できる環境だと思います。

 そしてNGO学校の近くにはおいしい食堂があって、朝は学校の下で豚ごはんとアイスコーヒーを食べて、お昼の授業が終わった後には歩いて10秒の食堂に行って空芯菜を食べることが楽しみでした。近くに麺の美味しいお店があったり、夜にBBQの楽しめるお店があったりもして食べることには困らない環境でした。プノンペンにはおいしい食事が楽しめる場所が多いので、色んなお店を開拓してみると楽しいこと請け合いです。私は毎回の食事がとても楽しみでした。時々来る屋台のアイスやパンなども安くて美味しかったです。

 ここでのボランティアの特徴は“できることを自分で探す”という生活は自己満足で終わってしまいがちな普通のボランティア活動とは一線を画すものだと思います。最初何ができるのかと手探りな私たちでしたが、カンボジア人の人々がとてもフレンドリーで、いきなり授業に参加した日本人を満面の笑顔で迎えてくれて「コンニチハ~」と矢継ぎ早に言ってくれたことは今でも鮮明に覚えています。何も与えられないからこそ、自分で考えるということはとても重要なことだと思いました。海外で成長したいと思っている人、ありきたりなボランティア活動に疑問を持っている人、ぜひ一度参加してみることをお薦めします!何もないからこそできる充実した生活が待っていることだと思います。

平成21年8月17日(火)


齊藤綾乃さん


今回、カンボジアに渡航するにあたって、ボランティア先生という単なる観光目的ではなく目的があったこと、また、日本で作成した持ち込み企画があったということで人数の調節など不安な要素は多々あった。
日本で8月7、8日にカンボジアの子どもたちに手紙を書くというプログラムを終え、その返事を実際にNGOスクールに通う学生に書いてもらうというプログラムは、細かく練れば練るほど自分たちのためになるものの、言語が私たちの母語ではなく英語であったということも大きな要素だった。ただ、不安な側面も抱えながら、なんとかなるのではないかという思いもまたあった。その根拠の一つに、プログラムの内容を細かく詰めていたということが挙げられる。
しかし、実際、8月13日に特攻隊として授業を実施してみて、13時半には全員が集まり、多少の前後があったとしても時間通りに進み、一回の指示でこちらの意図が伝わり、15時半には終えることができるだろうという思い込みはものの見事に裏切られ、日本で考えていてたプログラムのそのほとんどがうまくいかない結果となってしまった。
日本の常識はこちらの非常識という可能性を排除しきっていた点が私たちの反省点でもあるが、全3回のプログラム日程のうちの1回目のプログラムを終えて思っていた以上にうまくいかず、改善点が多かったものの、この経験が残り2回のプログラムにつながる貴重な結果となり良かったとも思っている。
実際に挙がってきた反省点としては、アクティビティが多すぎたという点、NGOスクールの学生にとって突然のプログラムで、かつ言語が違うということで意思疎通の程度に差がでるという点、アクティビティの1つであるライフスタイルを作成する過程で円グラフを活用する際に、円グラフの見方・書き方が彼らも当然のようにできるということを前提にしていた点などがある。これらをふまえて、ミーティングを重ねた結果、2回目の授業を実施した際には1回目に比べプログラムがスムーズに進み、改善したかいがあったと思う。2回目終了後のミーティングではまた反省点・改善点が見つかり、回を重ねる毎にどんどん改善されていくのだなと実感した。ただ1つ残念なことは、最後の1回の授業に参加せずに帰国するということである。これからの可能性がまた見えてきたところでの途中退場は想像以上に無念である。
今回の経験を踏まえて、自分たちの常識が彼らの常識であるのかということの事前確認を怠っており、それが自分たちの首を絞めてしまっていたことに気がつき、しかし、その状況もまったくのネガティブ要素ではなく、むしろポジティブ要素にもなりえるということが大きな収穫となった。
今後は、今回の持ち込み企画で終わらせることなく、来年、再来年と続けていきたいと思う。そう思えるのも、NGOスクールの学生があまりにも心優しい人たちで、たった1週間の滞在であったということで、これからもっと仲良くなっていくという時に別れなければならないという寂しさと、継続することに意味があるというアドバイスがあるからである。ゴキブリとの共存の仕方を習得した後には1年程度の滞在も検討してみたいと思っている。

短い期間ではありましたが、大人数での参加にも快く受けてくださり大変お世話になりました。本当にありがとうございました。


【ボランティア期間:8月10日~8月18日】

2009/08/19


竹田 智哉さん


カンボジアは、非常に気温が高く、長旅の疲れもあってか思うようには体が動いてくれませんでした。そのような中で、見知ったことを残したいと思います。
今まで海外に出たことがなかった私にとって、カンボジアNGOスクールでの5日間は新たな発見の連続でした。
さとうきびのジュースに始まって、クメール料理というもの自体が私にとって初めてのものでしたし、日本では見ることとのない野菜、果物、そして建築や風景も新たな発見として感じ取ることができました。このことは私にとってたくさんの刺激と思考の場を与えてくれると同時にたくさんの楽しみを得ることができました。
映像や写真では見ることができても、現物を見たときの驚きや感動はまた別のものだと感じました。それは現地で初めて感じることのできる雰囲気や感触、実物は映像などでは感じとることができないということです。
やはり、カンボジアは想像以上の気温で体力的に厳しいものでした。横浜での生活経験程度では太刀打ちできない暑さだったというのが大きな読み違いだったのかもしれません。再び訪れる際にはこの点はもっと考えなければならないと思いました。
今回は、日本の高校生と手紙を交換するという企画の元でこのカンボジアNGOスクールを訪れることとなりました。カンボジアNGOスクールの生徒は日本に対して興味を持ってくれたため、ある程度の生徒と関わることができました。今回の企画は反省点が多いものの、必要な項目に対して成功を収めることができたと思います。
今回の旅行で私の語学能力は非常に不足していると実感することになりました。英語に対して強い苦手意識を持っているのも相まって、非常に他者との意思疎通に苦労する結果となりました。なかなか英語で会話をするのも難しいために彼らとの会話に難しさを感じることになりました。英語の重要性をとても感じました。
しかし、その一方で英語だけでは現地の言葉を理解することができず、より近い形でのカンボジアを感じることも難しいと感じました。言語の重要性をとても感じることとなりました。
5日間という短い期間でしたが、様々な体験をすることができとてもよかったと感じています。
鍵は改善していただけるとありがたいですね。

いろいろお世話になりました。どうもありがとうございました。