健さん、多くを語らず、美しい日本男児という感じ、素敵だ。
とはいえ、ちょっと世代は違う(笑)。
ちょっと翳りのある顔、晩年の健さんの顔をテレビで見ると、心を切り裂くような厳しいことを乗り越えてきたようなそういう目をしていると思った。日本を代表する映画俳優の光と影は濃いのだろう。深い優しさは、痛く苦しく厳しい人生の中でしか培われないものだろう。幸せいっぱいに育ったら、あまり傷つかないかわりに、おそらくわからないことがいっぱいあるはずだ。だからこそ、高倉健という世界が造れたのだろう。
健さんの特番で健さんの言葉がいろいろ取り上げられていた。その中で「想い」ということを健さんは大事にしているようだった。
「’想い’は大事で、でも、’想うこと’というのはせつないものだ」と。健さんはどんな'想い’を持って生きていたんだろう。
昔「幸福の黄色いハンカチ」という映画をテレビで見たことがある。倍賞千恵子さん演じる健さんの妻がとてもよかった。最後に黄色いハンカチがいっぱい風にたなびいているのをみつけたとき、おおぅ!とおもったものだ。今じゃレトロだ(笑)。
健さんはどんな最期をおくられたんだろう。知る由もないけれど、ちょっと気になった。
今日の秋、みつけた。
小さい秋、小さい秋、小さい秋みつけた。
さつまいも、ごろっと。こういうの見ると、ついつい不発弾っぽい!ってイメージしちゃう(笑)。そして、カンボジアを出てくる前に、スタッフに「ほくほくの黄金色のさつまいもがカンボジアにある?」っていう会話をしたことを思い出した。カンボジアのさつまいもは多くが白っぽいのと紫のもの。そのときは’もうすぐ日本だ’と心が踊り、さんま、さつまいも、肉まんあんまん、柿、栗・・・・心はすでに日本の秋に羽ばたいていた私だった。浮かれ心を隠すように「父の1周忌なの」という私の目の奥に静かに光る「食欲の秋に踊り浮かれる心」をスタッフ達は見抜いていただろうか(笑)。
父が好きだったもの、父の1周忌にかこつけて、食いしん坊万歳になっているここ数日の私でありました(笑)。おそろしくて体重計には決して乗れません
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