2014年9月7日「成績優秀者」 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。



カンボジアは朝は外で食べる人も多いので、どこに行っても朝ご飯にあぶれることはない。平日は、いつも私は、たいだいご飯なんだけれど、お休みの日にはたまにはクイティウ(米の麺)もよし。

そうそう、この前の高校卒業試験。成績優秀(A)で合格した11人が、フン・セン首相に呼ばれて、面会したんだそう。

今年の試験は例年になく取り締まりを厳しくしたので、Aで合格した人は、きっと本当に勉強のできる生徒さんなんだろう(そう信じたい、そう信じよう、笑)。中には、電気もない貧しい家から学校に通い続けて、この11人に入ったコンポン・チャム州の女子学生も。

首相から、お褒めのお言葉をいただいて、そして、一人当たり3,000ドル、バイク1台、ノートパソコン1台、I Pad1台など、他に毎年の支援金、奨学金、進学のための住居などが与えられるんだそう。すごい!

変な誘惑に流されずに、大学に行っても頑張って欲しい。勉強ができるからすばらしいというより、あの不正だらけの教育環境の中から、くじけずに頑張ってきたことを評価したい。もしも、例年のままだったら、賄賂やカンニングで得たAの人がもっといて、この11人は、どうなっていたかわからないもの。

カンボジアは、つくづくまじめにやったものが馬鹿をみる社会だといつもおもうんだけれど、でもくじけないで、小さな種を蒔いて、自らで明日への希望を育てていってほしいなぁ。