コリアンダー・シードと大根蜂蜜。 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

8月中旬からの首の不調、それにつづいてひどい頭痛と風邪、それがようやく完治しかけているこの数日間。長かった(笑)。首が痛くて寝返りもうてずに眠れない日々が続いて、寝不足は南国の最大の敵、なんだか体のあちこちが弱った感じだった、年かしら(笑)。

たまりかねて途中病院にも行ったのだけれど、「風邪です」と薬を処方されただけ。風邪だろうことはわかっているんだけれど、こんなに長く風邪が治らないその体の素になにか問題はないのかしらという私の不安は消されず、カンボジアのみでなく、どこに行っても、現代の医学というのは「病気」しか見ないで、人の全体の体を見てはくれない。もらった薬は1回飲んだきりでやめてしまった。

なので、医学なんてものにあまり期待を寄せずに、自力で自分の体のバランスを整えるほうに専念するほうがいいんだという思いが募るこの数年。

なんにつけ、どんどん現代の進歩から逆行しているような私(笑)。

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自宅にあったアーユルヴェーダの本を開くと、コリアンダー・シードは鼻水とかにいいと書いてあって、ちょうどラオスから買ってきてあったコリアンダー・シードが残っていのたで、本の通りにしてみた。

香菜の一つである葉っぱのコリアンダーは、独特の臭みがあって嫌いという人も多いけれど、その種のコリアンダー・シードはとっても爽やかな香り。

コリアンダー・シードを炒って、煮出しているときは、その湯気を鼻で吸うといいと書いてあったので、お鍋の上に顔を乗せてスースーと吸う(笑)。そういえば大家さんも、風邪を治すにはお湯を沸かしてその湯気にあたれと言っていたなぁ。

それで、生姜も入れて煮だした汁を飲むとそれもまた風邪や鼻にいいんだというので、毎晩これを飲んで温まる・・・・・・・・・といっても常夏のここでは、汗だく(笑)。

でも、この風味、とっても好きだった!ちょっと生姜のピリッとした感じと、コリアンダー・シードの爽やかさ。南国の香辛料には、とっても体にいい薬のような成分があるものが多いんだそう。

私、この治癒方法を信じるよ。

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そして、日本の実家で子供のころから風邪をひいたり、喉が痛かったりすると飲まされた母の「大根の蜂蜜漬け」も思い出して、作ってみた。カンボジアのモンドルキリの蜂蜜で。

カンボジアの人も喉がいたかったりすると、蜂蜜とライムがいいのよと言う。

そんなあれこれのお陰もあって、首も9割がたよい感じ。風邪もあと喉のごろごろだけ。胃袋はいつもの胃袋に(笑)。

このところ吹く風に乾季の風を感じる。雨も少なくなってきた。まだ降るだろうけれど、でも、もう雨季も終わりに近い。日本の四季には鈍くなれど、カンボジアの二季の変化ならばっちり体に染み込みつつあるもの(笑)。

うふふ、元気ってうれしいもの。
今日も快晴の青空のプノンペン。