ラオス陸路の旅-8.古都へ、そしてメコンの夕陽。 | カンボジア的スローライフ

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スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

山の街の気持ちよい朝。

素朴な朝ごはんをいただいて、ポンサワンのローカルなバス・ステーションから、ローカルなバスに乗り込む。何といってもこの旅、どこまでも陸路移動が目標。空なんか飛ばない(笑)。早めに着いたつもりだったけれど、なんとこのバス、自由席だったらしい。すでに多くの席が埋まっている、ショック!!

車酔いの私だけれど、ここまですごい山道も長い陸路もナント酔わずに来たのだけれど、もしかしたらバスの席がないのかしらと思った時点で酔いそうになる(笑)。

でも最後列の荷物をどかしてもらって、席を無事に確保。窓きわ席に座れるだけで、「酔わない」暗示が掛かって安心モードもアップする、酔いの仕組みはやっぱり心に関係しているものだから。

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ヘアピンカーブ、右に左に、上に下に、厳しい山道が続く。そして、「乗車=眠る」が既に子供のころから車酔い対策として脳裏にインプットされている私は、この揺れをうまく使って眠る。

カンボジアに来て、いつからか、まったくなくなった車酔い。今なら「私は絶対に酔わない」って暗示も簡単にかかってしまえるほど。

途中ちょっと集落に入ったり、小さな街にはいったりしながらローカルなバスは厳しい山道を進む。バナナの畑っぽいものも山の斜面に結構あった。

この路線は逆方向を一度乗ったことがあった。そのときは途中、すごくローカルな少数民族のおばちゃんが行き来する小さな市場のあるところで休憩をした記憶。

でも今回はそこを通過。あー、ご飯も食べずに向かうのかなーどうかなーと思っていたらその先に、きれいなサービスエリアのようなものが!

ここも発展をしたんだ。

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ここで食べたモチ米のおいしかったこと!!!ちょっと赤いお米も交じって大粒のモチ米!!炊く前のモチ米も売っていたので買おうかどうかすごく迷ったけれど、まだ旅のまん中、荷物になっても・・・またきっとどこかで買えるかもと思い断念。でもその断念が今なおの後悔に(笑)。そう、その後そのモチ米を見つけられなかったから、もう夢に出る出るの後悔(笑)。

一緒に食べた野菜炒めの中のワイルドなインゲン豆みたいのもなんだかすごく香りがよくておいしかった。旅を終えた今なら、ここで食べたランチがこの旅の一番の美味しい味だったかな。

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そのサービスエリアから眺める山の風景も本当に息を飲むほどに美しかった。

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腹ごしらえも済んで、バスはまた出発。全部で8時間弱のバスの移動もまったく苦にならなかった!車窓の風景もこんなお花が見えたりして、暇なことはなし。

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バスがいよいよ古都ルアンプラバンに到着!ルアンプラバンは街ごと世界遺産になっている美しい街。そして私にとっては2度目の訪問になる。

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乗ってきたバスの中の風景、なんだか戦のあとみたい(笑)。そんなバスをあとに、ホテルにチェックインして早速街の散策に。

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旅の疲れも癒されるメコンの夕陽!!ちょっとだけだけど、見れてよかった!悠々だーー!!

夜ご飯はナイト・マーケットの中の小道の激安ビュッフェ。ひと皿1ドル!まぁ、味は・・・・・お腹がいっぱいになればいいかって感じの味(笑)。

無事目的地に到着して、安堵して、飲む冷たい地元のビールは本当に最高!ラオスのビア・ラオ!そんな旅の夜は更けていくのである(笑)。