ラオス陸路の旅-1.プノンペンからラオス南部のパクセーまで | カンボジア的スローライフ

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スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

そういえば、この前に行ってきた概算3,500キロの陸路の旅、ぼちぼち紹介(笑)。

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プノンペンから国道6号線と7号線を北上、コンポンチャム・クラチェ・ストゥントゥレンを抜けて、ラオス南部のパクセーまで、約12時間。セントラル・マーケット近くのプノンペン・ソリヤ・バスが毎日運航しているバスに。


コンポンチャムでの休憩。いわゆる「道の駅」!では、たくさんの美味しそうなものが売っているので、お腹が空いているいないにかかわらず、ついつい買ってしまう(笑)。

こんなもの、肉まんとか、さつまいもチップス、バナナチップスとか!中でもこのさつまいもチップスが絶品!だった!バスの中で、もぐもぐ、ぼりぼり(笑)。

国道7号線は2003年にお仕事の調査でストゥントレンまで行ったっきり、すっかりご無沙汰。すごく良くなったと聞いていたんだけれど、途中、やっぱりこんなところもあった。ただ、朝7時にプノンペンを出たバスが夕方までにちゃんとカンボジア-ラオスの国境までに着いたのだから、やっぱり道路、すごく良くなったんだ。途中バスが故障して、冷房が効かなくなったりして、ちょっとドキドキしたけど(笑)。

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壮大なメコン川を横目にバスが走る。タイ国境、ベトナム国境の陸路越えは何度も経験しているんだけれど、唯一ラオス国境だけがまだだったので、どうしても制覇したかったルート、ちょっぴり感動。

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国境が閉まる17時半にギリギリ駆け込みセーフで、国境に到着。こんな辺鄙な路線でもバスはほぼ満席。

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まだカンボジア側なのに、モチ米をいれるラオスの竹?の籠みたいな入れ物を発見して、ラオスへの想いが高まる!売り子さんの黒い巻きスカートもちょっとラオスっぽい。


こちらカンボジア側の出入国手続き所。近くに立派な建物を建設中だった。完成したら、新しい建物が出入国管理所となるんだろう。

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歩いて、ラオス側に。2007-2008年の年始年末以来のラオス。でも南部は初めて。ここでラオスのSIMカードを購入。ベトナム国境同様に、外国人でもスムーズに買うことができる。

バスの乗り換えなしで、乗ってきたバスにそのまま乗車して一路パクセーへ。パクセーからビエンチャンまでの20時半出発の夜行バスに乗り継ぐ予定だったので、遅延にドキドキしつつ。

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20時半にバスがパクセーに到着(笑)、乗る予定の2階建てバスは待っていてくれていて、プノンペンでもらったバスチケット引き換え券をバス乗車券に交換してもらったり、荷物を積み替えて、気付けばお腹はペコペコ、ここで買わねば夜ごはんに食いっぱぐれそうだ!とあわててお水やもち米と焼肉を買う(笑)。

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焼肉を片手に真っ暗なバス車内に飛び込むと一瞬でバスが出発(笑)。バスの中をもぞもぞと進んで、乗車券にある指定の番号の寝台にもぐりこむ。中段で暗いので何が何だかわからないけれど、とにかく狭くて、どこかに収容されていく人みたいな気持になりながら、暗闇の中、もち米と焼肉を手づかみで頬張る(笑)。

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暗闇の中で、何かを受け取る。フラッシュをたくと何を受け取ったのかわかる(笑)。ココアドリンクみたいな飲みものとお水、お手拭だ。周りの状況はよくわからないけれど、とにかく寝台の1ブースは、収容人数が2人。1人で乗る場合には、見知らぬ人とひとつの寝台ブースになるのだろうから、嫌な場合には2人分のチケットを買って1人で乗ったほうがいいかもしれない、それができるのか?わからないけれど。

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とにかくよくわからないけれど、お腹も一杯になったし、寝るしかないので、寝台といっても足を全部伸ばせない寸足らずの板に横たわる(笑)。横を向けば、乗客の靴が散らばっていて、自分の靴は無くなったら嫌なので、寝台の奥底に押しやる。そして、靴を踏まないように端を歩く人たちにときどき顔を踏まれそうになりつつも、寝る(笑)。

プノンペンからビエンチャンまでバス代は1人48ドル也。