「スラバヤ通りの妹へ」松任谷由実 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

10代の頃、ちょっと大人ぶってゆーみんの歌が大好きだった。恋のこの字も知らなくて、意味のわからない歌もいっぱいあった(笑)。



まさか将来自分が外国に住むなんて思いも、また、願いもしなかったころ。人生はたったひとつのきっかけでガラッと変わる。

私の場合、1986年のある夏休みの新聞の記事一枚で、2012年の今もカンボジアにいる(笑)。

なんにしても、お仕事にしても、人を愛することにしても、惰性はいやだ。
惰性になってくると、なんだかそれを壊したくなる破壊王がぬぬぬっっと出てくる(笑)。だから人生は結構大変だ(笑)。子供じゃないんだから「純粋な心」だけなんかじゃ生きて行かれないと、みんなに説得される。生活のためとか、ステイタスのためとか、将来のためとか、そういう思考が私には一切なくて(笑)、ただ本当にそれが好きかとか、本当にそれがしたいかとか、そういうことばかりで、まったく立派な大人になれないのである(笑)。

褒め言葉か、けなし言葉か、「純粋すぎる」とはよく言われること(笑)。

でも壊したところから、また新しく見えてくる、新しい姿があるんだと思う。
壊さずに、何かをだましだまししていたって、不毛なんだだと思ってしまう。

そして壊してもまたやっぱり手にしてしまうものは、自分の中で「本物」なんだって気がしてしまう。そういうわずかな「本物」を手にすると、なにはなくとも、心って不思議に強くなる。

だからついつい壊してしまう(笑)。
ん?何を壊そうとしているんだ?