女性限定記事「布ナプキン」。 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

私は、熱烈なエコロジストでもないけれども、「自然のままに生きて死ぬ」ほうがいいだろうと思うほうなので、積極的に取り入れることに異論はなし。


先日帰国していた時に見た日本の雑誌で、「布ナプキン」というのを知った。そう、毎月の女性の日に、使い捨てのものではなく、布のナプキンを使って、洗って、何度も使うというのが、この頃、ちょっとささやかなブーム?になりつつあるそうだ。


カンボジアでは、ゴミを出すと、かならずゴミの中の宝物(売れるもの)を拾うためのゴミ荒らしにあう。見られたくないゴミもあるのに、ゴミは頻繁に荒らされる。そのたびに嫌な思いをしてきた。でも、カンボジアに「プライバシー」はなしとあきらめてきた(笑)。


カンボジアの首都プノンペンでゴミを捨てると・・・・


第一分別は、大家さんが売れそうなビンや缶などをとり出す。


第二分別は、ゴミを家の外に出すと、ゴミ荒らしの人がきて、売れそうなものは全部持っていく。

(カンボジアでは、エッ・チャーイといって、リヤカーを引いて歩き回って日本でいう資源ごみや不燃ごみを買いながら集める人がいる)


第三分別は、ゴミが集荷されて、ゴミ山に捨てられるとそこで、売れそうなものを拾う人がいる。

(最近はあのゴミ山も閉鎖されて、新しくゴミ集積場ができてゴミ拾いの人は入れないようになったとも聞いているが、本当のところは?)


そんなふうに、ゴミは、自然分別?されて最後はどうにもならないゴミがゴミ山に堆積されていた。


それで、いつも、ゴミを人に覗かれるのがいやだなーと思っていたので、大家さんが第一分別をしないように、自分で分別をして「はい、これは本当のゴミ、これは、エッ・チャーイ(不用品集め)に出してね」と言ってゴミを出している。ちなみにプノンペンでは、ゴミ収集にもお金を払うシステムで、公共料金支払いとともに請求されて毎月支払っている。


かつて暮していたシェムリアップでは、大家さんがこのゴミを家の裏で燃やしていたので、いくつになっても一応「乙女心」?、本当にどうするべきか策に尽きていたのだ(笑)。


で、話を本題に戻すと、昔は日本だって布とかを使っていたのだろうけど、いつしか画期的な使い捨てナプキンが市場を占めるようなったのだが、布ナプキンというのは、発展途上国暮らしにはよいなーと思って、日本の技術を駆使した現代版布ナプキンに期待、興味ありあり。


http://item.rakuten.co.jp/lohas-koubou/0112016060a01/

ランキング入賞!!【即日発送&メール便対応】乙女の布ナプキンピンク系はじめてセット★防水チ...


そして、このごろお気に入りの楽天ショップで購入してみた。

なかなかかわいらしく、趣味で集めたくなるようなおしゃれなものが送られてきた。時代は進みながら、戻りながら、やっぱり進みつつあるのだという感じ。


私の場合、環境のためというより、このゴミ捨ての状況のために、試してみた。使い心地はとてもよかった。洗濯の面倒も思ったほどでもない。出先のトイレでもガサゴソガサゴソ音を気にすることもない、布のすばらしさだ。ゴミは当然減った。出張や旅先でも、洗って使えば荷物も少なくて済む。


でも、ゴミに出すのが減っても、布ナプキンを洗濯して干していたら、毎月プノンペンの青空にはためくそれを見て、「あれはなんなの?」と大家さんが興味ありありで、「いくつになってもの乙女心」は、また恥ずかしい思いをするのかもしれない・・・・・・・・(笑)。