K先生の診察から1ヵ月後

MOA新高輪クリニックを8月19日に訪問してから約1ヶ月がたちました。その後の経過を書いてみようと思います。

(ここに紹介しているのはあくまでも個人の事例です。
ある闘病生活がだれかの闘病生活のひらめきになればと思って書いています。)
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K先生のアドバイスより

1.食事の改善 


私はこれまで 乳製品禁止、 砂糖禁止、玄米、豆乳、納豆、バナナは必ず摂ることにしていましたが、体の冷えを作っているものは避けるように、また 食事の品目に厳しくならず食べたいと思ったものを食べるように、と言われました。甘い物にも厳しくならず。

「おはぎ? あ、いいですよ、だいじょうぶ」

大好物のおはぎ


これには正直 がーん ときました。 
食事を選ぶ基準が どちらかというと科学的ではなく
より心理学的な心の勧めに従う、というように響きましたので。

頭、というか、「心の声で食事を選ぶ」

これをやるように言われたわけです。
もちろん、先生は私が 特に厳しい食事制限の必要な病気ではないことをご存知でしたから。
そうゆう食事療法は嬉しいに違いないのですが、ちょっと不安もいっぱいでした。

え、じゃあ、食べたいのは何かしら -

まず頭に浮かんだ食べ物は パンと牛乳でした。


私は以前 体の痛みがないときは自分でパンやピザを良く焼いていました。全粒粉やライ麦粉、スペルト粉など自由に選んでナッツやドライフルーツを混ぜこんで作り楽しんでいました。
庭で取れるラズベリーやリンゴをたくさん使って、季節のパイもケーキもたくさん焼きました。
ジャムや保存食品を作るのが最高の楽しみでした。
健康な時はそんな生活をしていました。
そのうち、病気になり、自由な食事の楽しみは減っていきました。

牛乳が安全なら 
がぶがぶ飲みたい人だったのね、と気がついた


安全な飼料で育てられた家畜の肉や乳製品を得るのがむずかしくなってからは、乳製品はできるだけ摂らないようになりました。本当はチーズや濃い牛乳が 大好きでしたが、病気になってからは 何が原因で病気になったのか疑心暗鬼が強くなり、乳製品ばかりでなく安全でないと思われる食品はできるだけ避けるよ うになって、そのうち、玄米と自宅で栽培した野菜を努めて摂る、という寺のお坊さんのような食生活をするようになりました。


長い間 乳製品を摂らないでいた禁断症状が出たのでしょうか。
k先生に いいよ、とあっさり言われてから、無性にその濃い牛乳が飲みたくなりました。
一番に頭に浮かんだ物が なんで牛乳なのか不思議だったのですが。

(アメリカはとっくの昔にそうゆう安全な牛乳をスーパーで見つけることは難しくなりました。ビタミンD添加とかいろいろ手が込んだ牛乳ばかりをみかけます。)

日本のどこにそうゆう安全な牛乳があるのだろうとさっそく捜してみて、みつけました。
自然農法で飼料を栽培して家畜に与えているという大仁牧場の牛乳を注文いたしました。

家に届けられたその牛乳を一口飲んで、余りに美味しくて、夢見るような幸福感というか満足感に満たされて。
そうゆう経験をいたしました。

今ではその牛乳は2weekにいっぺん自宅に届くようになっています。しばらくはこの楽しみを続けてみたいと思っています。

パンも食べるようになりました。市販のパンですが、それまでずっと食べないできたので、パンにハチミツやゴマペースト、ピーナツバター、と好きなものをつけていただくのを楽しんでいます。

おやつにおはぎもいただきますし、食事の時間も余り気にせず、お腹がすいたら食べるようにし、食事の回数が日によっては一日2回でも、4回になっても、食べたいと思ったときに満足する分だけ食べますので、暴飲暴食にもならず、面白い食事の仕方になりました。

玄米食はまったくやめるのではなく、七分付きの玄米をと食べたい時に食べ、おそば、おにぎり、お寿司に変わることもありました。家にあるものを食べるようにして、食べたい風味で食べるという感じです。消化の良い食べ物が以前より増え、これまで玄米を一生懸命消化するのに使っていた体のエネルギーがふわっと浮いた感じ、というのでしょうか。

この食生活の変化は 私の生活も変化させたようです。

決まった時間に起きなければいけない、という気持ちの縛りもなくなりました。眠りたいだけ寝て、起きたいときに起きるようになりました。 飲みたくなったときには夜中でも甘いココアを飲むようになりました。痛みと生きてきて、こんなにリラックスした気分は久しぶりです。時間を浪費しているような罪悪感がどこかにあったのですが、闘病生活というのは体を休めることなんだ、と実感するようになりました。

果物は今すんでいる土地から北のものをしばらく食べるように、とのことで、9月はフレッシュなブルーベリーやぶどうジュースを楽しみました。

そのほかにもK先生のアドバイスで

2.サプリメントは極力減らす

3.足湯をする

4.あなたがしたいことをしなさい

など、一ヶ月の間に実行してきて、私の体に変化らしいものが現れてきました。

1.良い結果 - 思いがけなく良い結果が私の右腕に現れました。
(私の右腕は痛みでまったく動かせることができなかったのですが)

2.悪い結果 - 感情が外へ表れるようになった、ということでしょうか。昨日のブログにもかきましたが、マイナスの感情:例えば、怒りや悲しみ、とか、そうゆうものがふつふつと外に現れるようになり困りました。そのことはこの次のブログで書こうと思います。

またこのように書くと、この1ヶ月間で なにか劇的な回復があったように見えますが、変わったのは食生活、生活面での意識でしょうか、それ以外には相変わらず痛みとの暮らしは変わらず、夜は痛みのために熟睡できず 1,2時間ごとに起き上がりため息をつく毎晩です。
痛み止め薬を服用するようになってから、痛みのシャープさが減りましたが、痛みのあることいは変わりはありません。
でも、ひとつでもいいことがあったことは確か。


とにかく、
食事が大変楽しい^^

そんなことをずっと忘れていたなんで。


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これまでのいきさつはこちら

MOA高輪クリニック訪問 - 統合型医療施設 (1)
診察までのいきさつ

MOA高輪クリニック訪問 - 統合型医療施設 (2)
K先生の診察

病気の履歴 (2014/07/01)