僕は革靴が好きで、今現在7足の革靴を所有している。
靴の管理等について、いくつか書いてみようと思う。
1.そもそも靴の役割って
僕は高級な革靴を履くのは趣味・カッコつけのヒフティヒフティだと思っている。
靴の役割を冷静に考えた際、足を守る、歩行を助ける、というもの。それに靴好きは維持する楽しみとカッコつけを付け加えるだけである。
中には宝飾品のように捉え、ステータスの一部と考えて高級靴を集める人もいるが、僕の考えとしては、あくまで靴は履き下ろしてガンガン履くべきではないかと思うが、勿論人それぞれである。
同じ靴を毎日履いて潰すのもまた、愛である。
そもそも靴が好きであるからこだわるわけであって、維持しない人を責める権利は僕にはない。オシャレをする人にとっても、トータルコーディネートの中に靴があるという話で、見てくれの良さは関係あれど、ブランドの歴史や製法は絡んでこない。(まぁ、オシャレ野郎というのは突き詰めてくるとブランドや作りに関してうるさくなるものではあるが…)
2.革靴は重い、滑る、痛い
まず重さについて、そんなものであると思ってもらうしかない。1日出かける中で、靴の重みを意識する瞬間というのはそんなに頻出しないと思う。走ったり、肉体労働の場合はまた話が変わってくるが、歩くだけではそんなに実感しないのでは。(僕は毎日革靴で出かけるので感覚が麻痺してる可能性あり)
そもそも、基本的に丈夫なものというのは素材の厚みや密度が高まるため重くなる。すげー足を守ってくれてると割り切ろう。
そんなに重いのがきになるのであれば、通勤快足等の楽チン系ビジネスシューズを履こう。
某百貨店で重い靴は振り子の原理で歩行を助けるというような旨の話を聞いたが、果たして本当なのだろうか…
ここまで長かった、次に滑るについて。
あまり知られていないが、足で一番滑る箇所は踵である。裸足で足を接地させた状態で、足全体を前後に動かしてみればわかる。人間は二足歩行の為に足が踵まで設置するようにできているが、4足歩行の動物の場合踵は宙に浮いているものである。つまりまぁ踵というのは体重をかけるものではないというのがより原始的であり自然であるのではないだろうか。
時に日本人は、農耕民族である故腰骨を寝かしてたち、雪駄歩きと言って踵を下に向けて歩く人が非常に多い。そりゃ滑る。
対策として、リフトを交換できるものであれば滑らないものに交換すれば良い。そんな踵を変えてまで革靴履きませんという方は靴選びの際に踵にしっかり溝が切ってあるものを選ぼう。
つぎ、痛いについて
時間をかけてしっかりフィッティングしましょう。靴屋の店員の伸びるだとかはあんまり過信しないほうがいいです。べらぼうに伸びる靴もあるけど。
3.手入れについて
乳化性クリームというものとブラシくらいはあると良いです。ポリッシュとかは趣味の領域です。ビーワックス(蜜蝋)を多く含んだもの、またはビーワックスベースのものだと比較的よく光ります。オススメはコルドヌリアングレースかイングリッシュギルド。
これも最初に書いたように靴を維持するのは趣味なので、はっきり言ってやんなくてもいいです。潰れたら買い換える派の人にとって、革切れ起こすよりも多分底に穴開く方が早い。
4.キーパーについて
靴は反ります。変形します。キーパーは使いましょう。一本バネの物は望まない形に変形するのでやめたほうがいいです。シングルチューブ又はツインチューブの木製のキーパーを買いましょう。ツインチューブなら最低5,000はみといてもらいたい。
これも考え方で、例えば25,000円の靴を買う際、キーパーも買い、3万の靴を買ったと思えば良いのです。実際、高級靴と言われる靴には、キーパーが付いてきたりします。純正のブランドロゴが入ったものとか。そのキーパーまでが作品だというブランドもあります。つまりキーパーは靴の中に含まれます。
オススメはレッドシダーとかアロマティックシダーと言われる木材で出来たものですね。防臭除湿交換があります。いい匂いがします。防カビ効果もあるらしいです。ニス塗り等の表面処理のない木製のキーパーは汗吸って黒くなるので黒くなったら適当にヤスリで研げば防臭除湿復活します。ミクロの世界ではだんだん小さくなる。でもミクロの世界で考えるなら汗吸って大きくなってるとも言える。
5.総括
高い靴欲しい!維持したい!と思うなら大切に維持しましょう。一万以上する革靴買う奴の気が知れねぇという方はそれも正解でしょう。ぶっちゃけ相対的なコストは大して変わらないです。(僕は靴が好きなので是非とも大切に維持していただきたいですが…)
今は高性能の革靴が増えてきて、若者向けのデザインの物も揃ってきている時代、グッドイヤーウェルテッドだのボックスカーフだのなんだのにこだわるのは見栄であるのかも知れません。実際高性能革靴は良いです。
つまりは興味と覚悟がある人間は靴を趣味にするのも良いんじゃないかと思う次第であります。ウケる。
