サイレントマンには呪いすら効かぬ~「沈黙の聖戦」
気になったのは
アクションシーンに後ろ姿、引き気味のカメラワークが多すぎであること。
あの辺がもし吹き替えだとしたら、
…現在のS・セガールは、どこまで動けるのでしょうか。
アクションは、往年の香港映画顔負けの早回しです。
ただ、それはもうわざとというか
描き方もアクションも、明らかに「マトリックス」や「HERO」にインスパイア…
っていうかそもそも監督がチン・シウトンなんで。
演出の一部として観られるので卑怯な感じには決して見えません。
ただ、心配なのは、さすがにお歳を召してきたセガールが
どこまで自分で動いているのか。
今後動けるのかという点。
何でこんなにセガール様の御身を心配しているかというと。
空手マスターなのに、なんだか戦場でコマンドーばっかやってるイメージの
前出のC・ノリスよりも、もっとフィジカルなトコで勝負しているとこが
凄く好きなのよねぇ~とかそういう得体のしれない理由ではなく。
2時間ドラマの女王が片平なぎさで、帝王は船越英一郎なのは
どうやら結構前から公然たる事実だったんだなぁと、最近新聞のラテ欄まで観て
しみじみ感心したという話、から
B級映画の帝王候補はやっぱりセガールだよなぁ、と
再確認したとか…そういう訳でもなく。(長文にて失敬)
インターネットである日(といっても最近)
セガール師範時代の映像を見つけて以来
そのあまりの格好良さに目ンタマが飛び出したのです。
セガール師範、本当に、達人だったんですよ、合気道!
そんな彼が自らアクションをやらないのは、興ざめだなと。
今更ながら思ったわけです。
でもね…
合気道ってのは、基本的に受け身な武道であり、
相手を積極的に傷つけるのではなく
敵意ある者を風のようにいなす(by塩田剛三先生)というポリシー。
…そんな武道が主役のアクション映画っつーのは、どう考えても微妙。
そこら辺が理由で、セガール様の映画は敬遠しがちな人も多いと思うし
じっさいワタクシもそうでした。
今回の映画でも、ガンガンクンフーの動きは入っていますが。
決めるトコはやっぱり合気道!!
でも、実は、寧ろ合気道っぽい手の甲の動きとかは、カッチョエー!!のです!!
微妙なのは、そこでなく。
セガールが最強でセガールがモテモテでセガールが格好良すぎなとこ。
(参照→スティーブン・セガール攻略講座
こちらの記述は、メチャクチャ面白いです!!是非ご一読アレ。)
やっぱり今回も、人の蹴りどころか、飛び道具のタマも当たらない。
敵にも味方にもあたるのに、彼にだけは絶対あたらない。
見えない念力でバリア張ってます。(嘘)
でも今回は、そんなセガちゃんよりも
パートナーのタイの僧侶あがりの青年の方が、若くしなやかで格好よく見える。
重い過去に、スマートなルックス、綺麗なカンフー(ちと空手っぽい)。
んで、あのセガールが、ちょっと窮地にも墜ちるんだな。一瞬だけど。
ともあれ、
チン・シウトンとセガールが組んだら凄いんだぜ!!
…って感じが、あまり出なかったのが、残念。
「HERO」や「LOVERS」のようなある意味得体の知れない美学も見えず
「少林サッカー」のようなバカっぽさもなく。
ジョン・ウーっぽさも、「マッハ!」っぽさも、全てが中途半端ではあるけれど。
ただし、それゆえに、
「エキゾチックなもの大好きなセガちゃんがやってみたら、何だかこうなっちゃった!エヘっ。」
みたいなかわいげは寧ろ好感。
B級なエンターテインメントとしては、秀作です。
…………たぶん。
アクションシーンに後ろ姿、引き気味のカメラワークが多すぎであること。
あの辺がもし吹き替えだとしたら、
…現在のS・セガールは、どこまで動けるのでしょうか。
アクションは、往年の香港映画顔負けの早回しです。
ただ、それはもうわざとというか
描き方もアクションも、明らかに「マトリックス」や「HERO」にインスパイア…
っていうかそもそも監督がチン・シウトンなんで。
演出の一部として観られるので卑怯な感じには決して見えません。
ただ、心配なのは、さすがにお歳を召してきたセガールが
どこまで自分で動いているのか。
今後動けるのかという点。
何でこんなにセガール様の御身を心配しているかというと。
空手マスターなのに、なんだか戦場でコマンドーばっかやってるイメージの
前出のC・ノリスよりも、もっとフィジカルなトコで勝負しているとこが
凄く好きなのよねぇ~とかそういう得体のしれない理由ではなく。
2時間ドラマの女王が片平なぎさで、帝王は船越英一郎なのは
どうやら結構前から公然たる事実だったんだなぁと、最近新聞のラテ欄まで観て
しみじみ感心したという話、から
B級映画の帝王候補はやっぱりセガールだよなぁ、と
再確認したとか…そういう訳でもなく。(長文にて失敬)
インターネットである日(といっても最近)
セガール師範時代の映像を見つけて以来
そのあまりの格好良さに目ンタマが飛び出したのです。
セガール師範、本当に、達人だったんですよ、合気道!
そんな彼が自らアクションをやらないのは、興ざめだなと。
今更ながら思ったわけです。
でもね…
合気道ってのは、基本的に受け身な武道であり、
相手を積極的に傷つけるのではなく
敵意ある者を風のようにいなす(by塩田剛三先生)というポリシー。
…そんな武道が主役のアクション映画っつーのは、どう考えても微妙。
そこら辺が理由で、セガール様の映画は敬遠しがちな人も多いと思うし
じっさいワタクシもそうでした。
今回の映画でも、ガンガンクンフーの動きは入っていますが。
決めるトコはやっぱり合気道!!
でも、実は、寧ろ合気道っぽい手の甲の動きとかは、カッチョエー!!のです!!
微妙なのは、そこでなく。
セガールが最強でセガールがモテモテでセガールが格好良すぎなとこ。
(参照→スティーブン・セガール攻略講座
こちらの記述は、メチャクチャ面白いです!!是非ご一読アレ。)
やっぱり今回も、人の蹴りどころか、飛び道具のタマも当たらない。
敵にも味方にもあたるのに、彼にだけは絶対あたらない。
見えない念力でバリア張ってます。(嘘)
でも今回は、そんなセガちゃんよりも
パートナーのタイの僧侶あがりの青年の方が、若くしなやかで格好よく見える。
重い過去に、スマートなルックス、綺麗なカンフー(ちと空手っぽい)。
んで、あのセガールが、ちょっと窮地にも墜ちるんだな。一瞬だけど。
ともあれ、
チン・シウトンとセガールが組んだら凄いんだぜ!!
…って感じが、あまり出なかったのが、残念。
「HERO」や「LOVERS」のようなある意味得体の知れない美学も見えず
「少林サッカー」のようなバカっぽさもなく。
ジョン・ウーっぽさも、「マッハ!」っぽさも、全てが中途半端ではあるけれど。
ただし、それゆえに、
「エキゾチックなもの大好きなセガちゃんがやってみたら、何だかこうなっちゃった!エヘっ。」
みたいなかわいげは寧ろ好感。
B級なエンターテインメントとしては、秀作です。
…………たぶん。
電車男・マーブル版~「スパイダーマン2」

タイトル: スパイダーマン 2 デスティニーBOX
マーブルのヒーローは基本的にもの悲しさを背負っており
その辺が、私が抱くアメリカンなヒーロー像と
軽くかけ離れていることに今更ながら気づきました。
寧ろ、ニッポンが誇るDBの「オッス!オラ悟空」の方が
私が抱くアメコミヒーロー像に少し近いかも。
屈託がなくて。
この映画シリーズのポイントは
ヒーローの正体が、普通の、イケテナイ、しかも
インテリでオタッキーな若い男の子である点。
彼は、厳密には、変身すらできない。
レオタード生地に自ら彩色した蜘蛛男スーツを纏い
マスクはかぶるだけ。……ストッキングみたいに(笑)
日常生活でその力を誇示しないだけで、能力はスーツで増幅するわけじゃないし。
鬱病になっちゃえば、パワーもちょっと落ちてくる。
ヒーロー業(ボランティア)を始めてしまったことにより
生じてくる普通の苦悩。
善良な普通の青年だけに、観客が感情移入しやすい。
しかもこの子、なんか、日本のオタク少年っぽくて余計に、親近感。
彼が不器用に悩みながら、敵やら、青春の悩みやらに立ち向かう姿は
苛立ちながらも思わず応援してしまう。
もう、この辺は電車男を応援する某掲示板の人々のような気分で。
彼が報われぬ最たるものが、だって、恋愛なんですもの。
ただでさえ、ヲタ男クンには無理目な女の子を好きになっちゃったのに。
思いがけずいいムードになったりもするのに。
盛り上がるタイミングがすれ違いまくる。
“アクションシーンがあるメロドラマ”という表現が
DVDの特典映像に出てきますが
まさにソレ。そうソレなんです!!
サム・ライミが撮ったコレは、実のところ
韓国ドラマ顔負けの
昼ドラ顔負けの
すれ違いと忍耐のメロドラマなのではないかと。
しかし叫びながら逃げまどう人の描写はやっぱり巧すぎるな。この人。
さすが「死霊のはらわた」監督。
キッチュな恐怖の描き方、一流では。
よく見ると、やっぱスパイダーマンの造形や動き自体、キッチュでグロテスクだもんね。
そういえば金なんて見たこと無い!~「銀のエンゼル」
いきなり余談。
佐藤めぐみちゃん、アイドル道に出てたんですね。
金八やら、ケータイでぴっと。なんですが。
そんな(?)目力の凄いめぐみちゃんが、かなり素敵な
北海道の奇才(というか秀才寄りなイメージなんだけど)・鈴井貴之監督による
北海道地場映画。
コンビニ、というアイテムを舞台にする場合
なんとなしに予測できるのは
この数十年来流行って止まぬ、雑踏の中の孤独、という描写。
深夜の街に灯るあかりの中で
無機質なすれ違いの中に生まれる小さな交流とか
そんな、少しリリカルな物語になることは予想つくのだが。
しかも役者さんにも、リリカル系には欠かせない顔が。
佇まいに雰囲気があるのでしょうね…西島秀俊。
一歩引いて、小日向文世さまもそういうのは似合う。
やわらかな産毛を纏うような空気。
そして何故か独特な透明感を持つ、北海道のスター・大泉洋。
なわけで、この映画も、やはりリリカル系です。
タイトルからも想像つくような、ハートウォーミングな小品。
ただし、冒頭で予測したような
孤独、だとか、そういうダークなものを
前面にばかり押し出すわけではない造りが心地よい。
エンドロールの最後まで、キチンと観るのがオススメです。
雪祭りを綺麗だと語る西島秀俊に対し
「ゴメンね」と大泉洋が謝ってみせるシーンが印象的。
さりげない北海道の澄んだ空気感、良いな。
だけどこんな寒そうな時期に行くのはかえって嫌だとあたしは思いました。
素敵な映画ではあります。こういう、綺麗な群像劇は個人的には好きかな。
輪島も名優。ショージ村上も凄く柔らかい表情で鳥肌ものです。
佐藤めぐみちゃん、アイドル道に出てたんですね。
金八やら、ケータイでぴっと。なんですが。
そんな(?)目力の凄いめぐみちゃんが、かなり素敵な
北海道の奇才(というか秀才寄りなイメージなんだけど)・鈴井貴之監督による
北海道地場映画。
コンビニ、というアイテムを舞台にする場合
なんとなしに予測できるのは
この数十年来流行って止まぬ、雑踏の中の孤独、という描写。
深夜の街に灯るあかりの中で
無機質なすれ違いの中に生まれる小さな交流とか
そんな、少しリリカルな物語になることは予想つくのだが。
しかも役者さんにも、リリカル系には欠かせない顔が。
佇まいに雰囲気があるのでしょうね…西島秀俊。
一歩引いて、小日向文世さまもそういうのは似合う。
やわらかな産毛を纏うような空気。
そして何故か独特な透明感を持つ、北海道のスター・大泉洋。
なわけで、この映画も、やはりリリカル系です。
タイトルからも想像つくような、ハートウォーミングな小品。
ただし、冒頭で予測したような
孤独、だとか、そういうダークなものを
前面にばかり押し出すわけではない造りが心地よい。
エンドロールの最後まで、キチンと観るのがオススメです。
雪祭りを綺麗だと語る西島秀俊に対し
「ゴメンね」と大泉洋が謝ってみせるシーンが印象的。
さりげない北海道の澄んだ空気感、良いな。
だけどこんな寒そうな時期に行くのはかえって嫌だとあたしは思いました。
素敵な映画ではあります。こういう、綺麗な群像劇は個人的には好きかな。
輪島も名優。ショージ村上も凄く柔らかい表情で鳥肌ものです。
底辺の島で~「ぼくんち」

タイトル: ぼくんち デラックス版
西原理恵子の自画像に似てるって、言われたことがありますか?
いや、普通はないよな。
…あたしは、あります。
なことを言っておったら、サイバラの似顔絵は、
いつしかコウメばあちゃん風のものに変わっていましたね。
似てんのかしら、これにも(やや凹)
サイバラというとどうも麻雀や旅っぽいイメージなのですが
この漫画は、箱庭の如き穏やかな底辺の世界のみで、繰り広げられる物語。
「ぼくんち」
名作、と一言で片付けるのは憚られる。
かといって、問題を提起している作品でもないのだが、凄いのだ。
良くも悪くも、勝手に持っていたサイバラのイメージに思い切り裏切られる。
絵柄内容共に、鋭い、という言葉が最も適しているような…
これを、“どついたるねん”の阪本順治監督が映画化。
スタイルも独特なこの漫画を、どのように映画にするのか、
想像の及ぶ範囲でなかったが。
蓋を開けてみると、阪本テイスト=乱暴で透明な物悲しさ、を漂わせ、
しかし漫画の持つ‘鋭さ’を大きく損ねることもなく
上手に映画化されていた。
なにせ、あたしが最近観た、漫画原作の映画といえば
「下弦の月」だったもので…(詳細略で)
漫画と映画は無論別物だが、いっそ大きく異なるものと割り切って製作するならともかく原作のよさを完璧に残す方向で映像化するのは、やはり困難な作業だと思う。
ましてや、活字ではなく、漫画、絵本といった、
ヴィジュアルがすでに明確にイメージされているものに関しては、余計であろう。
実はこの映画、物語の主幹を成す基本設定から
原作と異なっている箇所が存在している。
それによって、人物の性格や魅力も多少変化している…のだが
これがうまく映画に盛り上がりを与えている。
映画という見せ方である以上
この改造点に関しては、私は成功していると思う。
…原作の方はあまりにも淡々としているゆえに。
何の改造も加えないで、原作の雰囲気を上手に生かす映画もそりゃ存在するけど。
なぞるような映像化のみではツマラナイ、なんてこともあるし。
某大ヒット魔法学校物語の第1作目とかって、ファン映画って感じだったな。
あたしは寝そうでした。
そんなことを考えた場合、阪本順治という監督が
読み込んで噛み砕いての映画化、とても評価できる。
登場人物それぞれはともかく、原作の世界観は、完璧に映像化されています。
観月ありさも良い。
原作を読んでからの観賞だったため、はじめはその美貌と童顔が違和感だったが
映画が進行するうち、意外にも原作のイメージと重なって見えてくる。
子役もお見事。とくに一太くん、名優です。
…正直、ハッピーな気分にはなりませんが、少し元気にはなれる映画かと。