9月19日。
午後6時45分。
13歳6ヶ月。
あたしの大好きだった愛犬が亡くなりました
去年の年末、風邪をこじらせ肺炎になり5日間入院。
退院してからは元気過ぎるぐらいでした。
7月に予防接種の為、近所の病院へ。
唇に口内炎が出来ていて診てもらいました。
先生は「良性の物」と言っていました。
一ヶ月もしない内にその口内炎は3倍ぐらいに大きくなり心配になって大学病院へ。
結果…………。
「悪性黒色腫」
転移の早いがんでした。
「口に出来てしまったので食事をするのが難しくなる。手術をしなければ年内もたない」と言われ、悩んだ結果8月に手術しました。術後は順調で9月6日に病院へ行き、抗がん剤を点滴。その時に肺に転移している可能性があると言われました。
9月18日。
夕方ぐらいから突然ぐったりしていて急いで夜間病院へ連れて行きました。
レントゲンを撮って、説明を聞くと「肺に酸素が送られていない。肺が機能していない。今夜がヤマ」と言われ酸素室に入って入院しました。
9月19日、午前。
妹と一緒に病院へ。呼吸は荒く、目を開けるのがやっと。苦しいはずなのに、力を振り絞り一生懸命しっぽを振る。一生懸命近くに来ようとする。
先生からは安楽死を進められた。頑張ってるのに命を奪うことなんて出来ない
あたし達姉妹は延命処置として点滴をお願いして帰宅。
夕方。妹の彼の仕事が終わり、3人で面会へ行くと午前中よりもぐったりしていて苦しそうな声が呼吸の度に聞こえる。「病院で亡くなるなら連れて帰る」と先生に伝えたら「今、この酸素室を出たら生きれない。人間のエゴで延命処置をするのは本人にとったら酷だよ。もう、頑張った。楽にしてあげなさい」と言われた。
酸素室にいても苦しそうな荒い呼吸。うっすらとしか開けられない目。3人で泣きながら、順番で抱っこして深い眠りにつきました。
手術しなければもっと長く生きれたのかな
家に来て幸せだったのかな
考えると涙が止まりません
