カドモスとハルモニア 出典:Wikipedia
ハルモニアは、ギリシャ神話に登場する調和・ハーモニーを司る女神です。
「ハーモニー」は、このハルモニアが由来になったと言われていますよ。
アレス(父ゼウス・母ヘラ)とアプロディテとの間に生まれました。
兄弟には
ポボス(敗走の神)
デイモス(恐慌の神)
アンテロス(反愛の神)がいます。
夫カドモス(父テュロスの王アゲノル・母テレパッサ)との間に
ポリュドロス、セメレ、イノ、アガウエ、イリュリオス、アウトノエ
をもうけます。
ハルモニアは、テバイの始祖カドモスと結婚し子供を生みますが、子供たちはことごとく不幸な死に方をしたため、神の呪いがこれ以上テバイの地に降りかからないようにと、カドモスと連れ添いテバイを出て放浪の旅に出ます。
カドモスが蛇に変化する際には、ずっと抱き続け最後には自らも蛇に変じてしまいました。
その後二人はエリュシオンの野に住むこととなります。
カドモスとハルモニアの結婚式はオリュンポスの神々が参列した、初めての人間同士の結婚式であり、すべての神々が贈り物を携えてカドモスの家を訪れました。
その際に贈られたものの中でも有名なものが、長衣(ペプロス)と、ヘパイストスによって作られた首飾りでした。
これらの贈り物は、身に着ける者に美しさや気品を与えました。
ハルモニアがアレスとアプロディテの子であることを憎んだアテナとヘパイストスが、長衣に媚薬を浸して与え、ハルモニアの子孫の呪いとなったという説もあります。
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