アスクレピオス 出典:Wikipedia
アスクレピオスは、ギリシャ神話に登場する名医・医療の神です。
アポロンとラピテス族の王プレギュアスの娘コロニスの間に生まれました。![]()
アスクレピオスは、優れた医術の技で、死者すら蘇らせ、後に神の座についたとされることから、医神として現在も医学の象徴的存在となっています。
また、WHO(世界保健機関)のマークにある杖は「アスクレーピオスの杖」が由来です。
アスクレピオスの杖
WHO(世界保健機関)
アポロンは、一羽のカラスを使いとして妻コロニスとの連絡係にしていました。
このカラスは言葉を話し、その羽は純白でした。![]()
あるとき、カラスがコロニスの浮気をアポロンに告げました。
怒ったアポロンはコロニスを矢で射殺してしまいます。![]()
しかし、カラスがうっかり者で早とちりをして、アポロンに報告していまったのです。![]()
アポロンはカラスに罰を与えます。
カラスから言葉を取り上げ、白い羽を真っ黒に変え、天空にさらして償わせました。
コロニスはアポロンに、身ごもっていることを告げて死んだため、アポロンは胎児を救い出してケンタウロスの賢者ケイロンに養育を託しました。この胎児がアスクレピオスです。
ケイロンのもとで育ったアスクレピオスは、とくに医学に才能を示し、師のケイロンさえ凌ぐほどでした。
やがて独立したアスクレピオスは、イアソン率いるアルゴー船探検隊(アルゴナウタイ)にも参加しました。
その医術の技はますます熟達し、アテナから授かったメドゥーサの右側の血管から流れた蘇生作用のある血を使い、ついに死者まで生き返らせることができるようになりました。![]()
冥界の王ハデスは、自らの領域から死者が取り戻されていくのを“世界の秩序(生老病死)を乱すもの”とゼウスに強く抗議しました。
ゼウスも、人間が治療の術を獲得して互いに助け合いをすることをよしとしなかったためこれを聞き入れ、雷霆をもってアスクレピオスを撃ち殺してしまいました。![]()
アスクレピオスは数々の功績を認められ、死後天に上げられてへびつかい座となり、神の一員に加えられることとなりました。
へびつかい座 出典:Wikipedia



