アメリカの大統領。弾劾調査をめぐる公聴会が始まりました。何かと 突拍子もないことを言い出し、一見 とんでもないことを 始める人です。
今回の問題も CIAは 常に 大統領の電話を傍受していることを 知らなかったことが 原因ではないか、と 指摘した記事を 目にしました。
もともと 企業人で 行政の経験が少なく、政務を行うことに 不安があると マスコミから 書きたてられてきました。それが 理不尽とも 思える言動が重なり、大統領としての適性を 疑われることも ありました。
しかし、今回の問題で 大統領が 弾劾されることはないだろう…と 言われています。それは、世論調査では 大統領の弾劾に 賛成する人も 反対する人も 45%程度と 拮抗しているからです。
議会の2/3以上の賛成がなければ、弾劾は 成立しません。ですから、国民の7割くらいの意思がなければ、共和党の議員が 共和党の大統領の弾劾への賛成に まわることはない、と 思うからです。
なぜ、それだけの支持を得られているのか? それは 経済運営が うまくいっているからでしょう。
今の大統領が 就任して以来、アメリカ株価は 50%上昇しています。生活が 良くなった、と 実感できる時は 現職が 有利。
自動車の輸入関税を導入しておいて、アメリカに 投資をする企業の自動車には 関税をかけない。普通の政治家なら こんな無茶なことは しません。
でも、そうすれば アメリカ国内に 大きな投資を呼び込み、雇用は増え 国民の所得も 上がっていくでしょう。そして、それが 自身の支持率を上げることが 分かっている、と 思います。
だから、FRBが 金利を下げれば アメリカの株価が 25%上がる…と 発言して、FRBに プレッシャーを かけるわけです。
国の経済運営を担う FRBに対して、こういう発言は いかがなものかと思いますが、株価の上昇とともに、生活が 良くなっている、と 実感している層には、次の大統領選挙に向けて 大きなアピールに なったように 思います。
前回の大統領選挙では ヒラリー優勢…と マスコミが 書き立てる中、(実際に 総得票数では ヒラリーの方が上でした)勝利をおさめた 現大統領。
今回の問題が 第2のウォーターゲート事件にならないのは、したたかな 現大統領を 根強く支持する層が 存在するから…という気がします。