かりんとうのつれづれ日記 -258ページ目

かりんとうのつれづれ日記

日々のことを 思うままに 書いていきたい…と 思っています。

 無料動画サイトで アニメーションの方を、偶然 観るようになって、意外にも しっかりとした構成であることに感心して、原作を読みたい…と思うようになりました。


 いろいろ調べてみると、無料で漫画を読めるアプリの中から、この作品を読むことができるものが分かったので、そこを利用させていただいて、繰り返し 読んでいます。


 読むたびに、新たな発見があります。特に当時の画家が どんな方法で絵画を描いていたのか。日常の中で、どんな準備をして どんなことを勉強していたのか。そんなディテールにこだわった作風に好感が持てます。


 また、同じイタリアでも フィレンツェとヴェネツィアの違い。街の風景画、文化、歴史などが 押し付けがましくなく、読み手に伝わってくるところが良いですね。


 また、「狂王女」と言われたカスティーリャ女王フアナの娘カタリーナと、その兄カルロス1世の登場によって、時代背景がルネサンスと宗教改革の嵐を 感じさせながら、物語は進んでいきます。


 レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロが現れたことで「画家」の地位が向上する一方、求められる画家個人の資質が 格段に上がり、突出した個性を持つ者が 時流に乗っていった様子が描かれています。


 そういったことを背景に、女性で貴族出身という画家として 身を建てていくには 不利な条件を、自分の「売り」として昇華させていく様は 読んでいて 気持ちがいいです。


 その一方で、イタリア戦争が起こっていく中で、政治闘争が イタリアの各都市の間の抗争を招き、イタリアのルネサンスが衰退していく中で、画家の仕事が減っていくことも うまく 表現されています。


 もう暫く 繰り返し 読んでいくことに なりそうです。