性的描写もあるので
以下は読む読まないの判断はご自身で。

私は○ックスが嫌いだった。
家族と思ってしまったから
嫌いだったのだろうか?
よくわからない。

ただ一緒のベッドで寝て
手を繋いだり
腕枕をしたり
後ろから抱っこしながら寝たり
頭を撫でられたり
したかった。

子供のように扱われたかっただけなのだろう。

オトコがそんなので満足できないことは
よくわかってる。

それでも
そうしてくれて
私の心を開いてくれて
したくなるのを待って欲しかったんだろう。

今なら分かる。
もちろんわかったからって
そうして、と言えるかどうかは別だけど。

だけど今は
手を握られるのも
同じ布団に入るのも気持ち悪い。

もちろん彼はそんなことしてくれなかった。

そりゃ、気が向いた時にちょっとは頭を撫でてくれたことはあったかもしれないから、
全くないと言うと語弊があるけど。

だけど全然私が満足できるレベルではなかった。
安心できて心を開けるレベルではなかった。

そして嫁とックスができない自分は
どれだけかわいそうか、を私の罪悪感に訴え続けて来た。

そんなことで、私が本当に心を開くわけがない。

だけど私もックスができないのは
男としてかわいそうだと思っていた。
だから
ちゃんとしていた。
彼が望む毎日ではなかったかもしれないけど
望まれた時はなるべく断らなかった。

実際にックスは週に2回から10日に一回位はしていた。それが多いか少ないかは人によるだろうけど。
毎晩彼のあそこに手を持っていかれ握らされていた。
レスというには程遠いはずだ。

自分の携帯にした日を記入して
ニヤニヤ眺め
今月は何回だな、とか
もう何日にもしてないだとか、
さながら成績表でもつけて脅す先生のノリで
言ってくる。
(あくまで自分は評価する側。
実際、今日はフェラだけだったから0.5ポイントと、ポイント制で読み上げていた。ホント点数をつける先生と評価される生徒だ。お互い平等で、と口ばかり。2人とも心の中では平等じゃないのをし知っていた。だから彼はそれをお互い意識レベルに登る前に嘘でお互いを洗脳するのに必死だった。平等なんだぞ、と私を・いや自分自身を言い聞かせて洗脳していたのだろう。評価という暴力。そして調停員や他人が聞けば平等を謳っていた優しい旦那さんと被害妄想の妻という構図をつくりだす。モラの巧妙さとわかりづらさはコレだ。)

ただ私が自分からノリノリじゃないことが
ックスのできないオレという認識だったのだろう。
私とのックスで彼も満足してなかったのだろう。
ックスできないかわいそうなオレ、
と言ってるけど
実際は
嫁がノリノリで迫ってきて楽しんでくれないから満足できない俺は
かわいそう
だったのだろう。
ックスしてるのに文句を言われる自分、と思っていた当時の自分に(今でも思ってるけど)言ってあげたい。

自分はトイレなんだ、と
行為の最中はずっと思っていた。
いや、行為してなくても普段から
自分は家政婦なんだ、と言い聞かせて
娼婦なんだと言い聞かせ
トイレなんだ感情を持つなとい言い聞かせた。

ただガンガン奥に私の嫌いな体位で付いてくるだけ。
私だって努力しないわけではなかった。
好きじゃないのにしなければならないのは自分も辛い、自分が変えなければ、と
ananの○ックス特集も買った。
伝えなくては、2人で楽しい気持ちにしなければ。
勇気を持って一生懸命伝えた。
これだと痛いから、
もう少しこうしてくれたらあまり痛くないから
私も気持ちよくなれると思うよ、と
プライドを傷つけないように、
2人で楽しいックスにしていこうね、と子どもをあやすように言っても
最後は
痛くされ、痛いと言っても
最初は痛くてもだんだん良くなってくるんだよ、と言ってやめない。
しまいには
なんで気持ちよくならないんだよ!と怒られる。

だから結局
演技もした。

そんな事まで要求されて
ただのトイレの方がよっぽどマシだった。

そこまで我慢しても
ックスのない日は
背中を向けて寝られてた。

背中を向けられたので後ろから抱きしめに行ったら
暑い、と言われた。
本当はその日は暑くなんかなかった。
それを良しとする人で本当に暑いのならクーラかを入れれば良いだけだ。
ウザかっただけだ。
そして善良を装うモラだ。そうは決して言わない。

そして彼が寝返りが打てるように
ベットの端っこに固まってなるべく離れて寝るだけだった。
それが私の結婚生活。

最後のックスは、

泣きながらだった。
犯されたと言っても良い状況を
別居後
そんなことしたの覚えてない、忘れた、
軽く言い放って
それで
この話はなかったことに、となっている。