株式会社野村総合研究所は11月11日、同社が提供するテキストマイニングツールの新バージョン「TRUE TELLERテキストマイニングVer 6.5」を発表した。発売は11月30日。
主にアンケートの自由回答や電話応対での対応記録といったデータ を分析し、市場の傾向や変化の把握、顧客視点にもとづく事業戦略の確認、検証、課題発見などに利用するためのテキストマイニングツールとなっている。
新たにデータ分類やレポート作成を自動化するための機能が追加されている。「学習型テキスト自動分類 」機能では、過去の分類データの自動学習と補正作業を組み合わせることで、従来担当者が手作業で行っていたデータ分類作業の大幅な効率化を可能にするという。
「コールセンター入力データ診断レポート」機能では、 オペレーターが入力したデータの品質について、意味をなさない文章や 、別の文章作成時の特性を診断する評価レポートを自動で出力する。データ品質の向上やオペレーターの文章作成力の向上に役立てることが可能という。
そのほか、分析者が注目したトピックスが、どのような背景、どのような理由で、どのような評価を受けているかをマップ化して表示する「話題のひろがりまっぷ」機能や、共通辞書、付箋機能などが追加されている。
TRUE TELLERテキストマイニングVer 6.5の価格は、1ライセンス600万円より。追加ライセンスは100万円より。別途、各種の分析オプションや分析サービスが用意されている。Windows 2000、XP、Vista、Windows Server 2003に対応する。