涙逢わせ

こんな風に
想いが
息づいていけるなら
心をかたちにすることも
瞳を辿っていくことも
意味があったと
思えてくるよね
こんなにも
ひたむきで確かな姿
小さな小さな
涙どおしが寄り添って
大丈夫 って
優しく
微笑んでさえいるようで
宵の風はやわらかく
いつもより少し早く
訪れてしまった夏は
あの時ほど
夢見がちではないけれど
瞳の森を見渡せば
滔滔と行く水は
伝えきれずにいる愛を
心の月に脈脈と
今もまだ
満たし続けているのがわかる
涙逢わせのひとしずく
星の夜に きみにあげる
誰に伝えることもなく
思いのままに透かして眺めて
遙かに広がる風景に
唯 ひとり
耳を澄ませて
自由な時の流れを
心で感じて
数え切れない星たちに
ひとつの言葉を映す夜
日々のかけらがひとつづつ
語りかける宝物を
ぼくの生命に
大切なきみに
夢見るように 伝えているんだ
Kodak Ektar 100