朝から晩まで
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さて、ついに自分の人生で一番の闇時代のはじまりはじまり〜☆

新卒で入った病院は、地元でも有名な病院の不妊専門の分院。

入職した当時、

クリニックの大きさ自体はかなり小規模なものの、
採卵や体外受精などの件数は大病院並みでした。


その件数の多さに比べ、

一通りの処理が出来る培養士が1人、

トレーニング卒業間近の培養士が1人、

トレーニング中の培養士が1人。

そして新人2人。

しかも、本来のこのラボのトップは産休で不在。


残された唯一全て出来る培養士も、

体調不良で私が入って早々に休職。


と明らかに人手&人材不足。



おかげでとにかく忙しく、

『一通り説明するから、あとは見て覚えろ』、

という感じ。( ^ω^ )

超スパルタ&ハイスピード詰め込み型教育だったわけですが。


一緒に入った同期の子は、生物系の大学に行ってて、
研究も胚培養その他諸々、知識や経験もある子でした。

一方検査技師なのでこちらは分野外な私。

入職前に教科書を渡されて、それを勉強しろ。
〇〇についてレポートを書け。

っていうそもそもなところからスタートな上に、

検査技師の仕事もあったので、入ってしばらくは外来に回されてました。



内診の補助、見学、採血、検査。。。

外来の仕事は楽しかったですけどね!
採血上手いね!って褒めてもらえたり、患者様から他のスタッフには言いずづらい本音を言ってもらえたり。

役に立ててる、っていう感じがして嬉しかったです。



しかし、同期は何故か外来見学が免除。。。

なんでやー!!( ゚д゚)

その分、ラボであれこれやってたんでしょうから、

もともとあった同期と私の間の大きな差は、その後どんどんどんどん開いていきました。

それでも、同期と同じスピードで、同じレベルのことを求められる。

その差を埋めるために、終業後に練習を毎日する。

ただ、元々技術を習得するのに時間がかかるタイプの私…。 



一番初歩である、胚を扱うためのパスツールピペット作りから既に難航してた。笑

ガラス製ピペットの先端をランプの火で溶かして、一気に引っ張ると細く伸びるので、そうして卵子や受精卵の直径と同じサイズのピペットを作るんですが。

それさえもなかなかうまく出来なかった。

それが作れないと、その先の作業に進めない。


気持ちばかりが焦って、なかなか前に進めない自分に毎日苛立っていました。