前回の続きです。
入院するのはいつも深夜。

翌朝
2020年10月4日(日)  EEG26時間装着

毎朝10:30くらいにドクターの回診。
今回のドクターは中国系アメリカ人で私達に真摯に向き合ってくれて威圧感がなく好印象。
私は英語力ゼロ、しかも難聴。モニター越しに通訳が入るがとても聞き取りにくい。
なので毎日長男に10時までには来てもらっていた。 昼間の付き添いを長男に任せて、私は夕方に病院に戻ると言うパターン。 戻ってきた時にはジュンの様子は悪くなっていた。
ベッドはリクライニングなので頭の方を上げているが全体的にずれ落ちた感じで横になっていたので、もっと上の方に上がろうかって促すと、枕元にお尻を置いて座ったりして困惑している。




5日(月) 午後1時にEEG取る。
脳波異常なし

朝、昼、絶食後、全身麻酔(じっとしていられない為)によるMRIと腰からの骨髄検査。

夜8時に検査が終わり眠ったままのジュンが病室に帰ってきた。看護師さん達がシーツを持ち上げて病室のベッドへ移動させた。その時もジュンは眠ったままだ。
その後病室で二人きりになると図ったかのように目を開けた。
朝から絶食だった為、お見舞いで貰っていたメロンパンとロールパンを食べた。


6日(火)
6日になったばかりの深夜1:30眠れない様子。
私の顔しか見えないと言う。
40分くらい話したり歌を歌ったりした。
歌のサビの部分
♪今夜の月は明るくてまるい♪

コンタクトケース と言うタイトル

この歌を最初の発作が起きる前からよく歌っていた。
このサビの部分の歌詞
♪今夜の月は♪の所
難聴の私には
♪大好きすぎて♪ という風に聞こえちゃってて 何それって突っ込まれながら正解を教えてもらいながらサビだけ一緒に歌ったww


朝になり回診で脳炎と診断された。
詳しくはまだ検査中という事。

この日から5日間のステロイド点滴とステロイド錠剤服用60mgからスタート
ほかにB6とペプシド(胃薬)
混乱している感じではあるが、調子は悪くなさそうだったのでEEGで痒そうだった頭をシャンプーしてあげた。

7日(水) 
 
 タイトルにした配慮のないドクター

朝8:30、見知らぬドクターが病室の前で部屋を確認するような感じで立っていた。そして入ってきた。
リウマチ専門のドクターだと自己紹介後に
ジュンの手足お腹などチェックしはじめた。
  
何事何事!!!???

通訳を介して、
血液検査の結果、 ルンパス皮膚病の疑いがある。
「ルンパス?何ですかそれ。」
通訳者の方
「とても酷い皮膚病みたいです。」
はぁ?
私心臓バクバク
(何言ってんの?ジュンの前で何言ってんの?
えっ えっ??)

続けて
ドクター: 病気になる前の彼女の様子はどうでしたか?

私: 元気が無かったように思います。

通訳の方: それは鬱っていうことですか?
と、私に確認してくる。

何言ってんの?この通訳者?
元気がなかったって言っただけで鬱っていうの?

でも反論できず、言葉を濁しながら

私:かもしれなかったかもしれません...

私の脳内: 
(このドクターは部屋間違えてるんじゃない?
全くジュンの名前を出さないんだけど。)


私:  あの〜ちょっといいですか?
突然酷い皮膚病だと言われて私とてもショックです。そもそも本当にジュンの事ですか?

いえいえ。疑いがあるというだけです。
かもしれないと言う事です。
慌てた感じ。

ドクターも通訳者の方も何か思うことがあったのか気まずい空気にはなって終わった。


ジュンに申し訳なかった。もっと私が上手く対応出来れば良かったのに!
ドクターと通訳と自分に一番腹が立って仕方なかった。

その後しばらくして長男が来てくれた。
さっきの出来事を話した。

毎朝の回診前、いつものドクターが病室に入ってくる前に長男がドアの外で さっきの出来事を話したみたいだ。主治医のドクターが代わりに謝ってくれたそうだ。
もう来ないように言っておくとまで言ってくれた。

また続き書きます。