犬話が続くが

私とロッテの冷ややかな対応に気不味さを感じたのか例の彼女は昨日私の家の横を通り際庭仕事をしている私に声を掛けてきた。


「ねえねえ、見てみて。休みにサーシャ(16歳下彼氏)とドッグカフェに行ってきたのよ。」と、彼女の老犬の背中に彼の手元と窓の景色が写りこんだ画像を差し出す。また、彼女の赤く染めた髪と赤いキャップの自撮りは、申し訳ないが、何処の国の人かと思った。


しかし、問題はそれではなく、カフェの画像を見て「あっ!」と感じたのは、以前ロッテ、ケビン、カイザー、私と行ったことのあるカフェだった。なかなか良さそうだったのだが、ドッグカフェとは名ばかりで、人間メニューのみ、犬のメニューは無かった。そして、メニューはホットドッグ?と。何とも冗談の様で、私たちはスーパーに入り、サンドイッチと飲み物を買い、芝生の生える公園でランチにしたのだった。そんなドッグカフェの様子も知っているので、いかにも(ほらね、ちゃんと可愛がっているでしょう?みたいな)の彼女には苦笑いするしかなかった。