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広報&IR担当のオフィシャルブログ

サイバーエージェントの広報・IR室が運営しています。

みなさま、こんばんはさくら

サイバーエージェントでは、「アメーバピグ」などのデフォルメキャラクターや、
「天空のクリスタリア」などリアルなキャラクターなど、
様々なデザインコンセプトをもったサービスを多数提供しています。

先日「モノをありのままにとらえるデッサン力を養おう」というテーマのもと、
当社Ameba事業本部デザイン戦略室主催で、
「若手デザイナー向けデッサン研修」を実施。
約40名の若手デザイナーが参加しました。
※講師として湘南美術学園様のご協力をいただきました

「本研修の目的は、
デッサンの基礎を再習得することで、弊社サービスの品質を向上させることですきらきら
と話すのはデザイン戦略室の青山。


普段はパソコンのデザインツールをつかってキャラクター制作している当社デザイナーですが、この研修では鉛筆と練りゴム(絵画用の消しゴム)をつかって画用ボードに素描画を描くことにチャレンジしました。

計4回行われたデッサン研修の様子を、デザイナーとともに参加をした人事部 清水がレポートします鉛筆きらきら


 1回目 ありのままを描く。光や影や重さまでも

1回目は石膏マスクを見ながら、自分の思うままにデッサンをしました。
その後、日本画科の講師がデモンストレーションで描いたデッサンと、
自分たちの描いたデッサンの差に驚きながら、なにが違うのかのレクチャーを受けました。

目鼻など細部をリアルに描くことにこだわってしまう当社デザイナー。

・見る角度や光のあたりかた
・地面に対しての重量感や接地の感覚
そういった全体の構図を客観的に描くことの大切さを学びました。

矢印できあがった絵を並べての品評会の様子矢印

この絵が4日後に劇的に変化することは、彼らはまだ知りません


 2日目 影を描いて立体を表現する


2日目は彫刻科の講師がCGソフトを使い、オブジェクトから人間の顔を削りだす方法をレクチャーしました。

デッサンに慣れていないと、目や鼻など細かいところから描きがちですが、
彫刻的なアプローチでは目鼻をいきなり石から削りだすことはできません。

全体を削ったり、盛り上げたりを繰り返して骨格を浮き彫りにさせていきます。
そうしていくことで、例え目鼻がこまかく描かれていなくても、人間の顔を感じ取れることができるようになります。
全体の構造が決まると、ほんのすこしの作業で目鼻があっというまに産み出されるので、
受講生から「魔法を見ているみたい」という驚きの声があがりました。

彫刻科の講師からは「大切なのは全体の構図。そして光と影をしっかり描く」ことの大切さを学びました。

特に影をきちんと描けば、細部を描かなくても全体構造だけでモノを表現できることを教わりました。

 3回目 光と影で色をつくる 

3回目は鉛筆を使った色の作り方を学びました。
まずは黒単色の鉛筆をつかって濃淡の違う6階調のグラデーションをつくる練習、
その後、制作中のデッサンに鉛筆で着色をしていきました。

講師からは「もっと濃く、思い切って塗る」と言われている人が多かったです。

"色を塗る"と聞くと塗る枠を決めて、そこを色で埋めていきがちですが、それは「塗り絵」に過ぎないそう。
"着色"とは、全体の構図から、着色する場所を割り出し、影をとらえた立体として浮き彫りにしていくこと。

たしかに、最初はイラストみたいだった参加者の絵が、
光と影そして重力を帯びることで、絵の中に確かに存在していくのを感じました。


   最終回 デッサンとはなにか? 

最終回は、初回に思うまま描いた絵と、最終的にできあがったデッサンを並べての品評会。

ひとりひとりの絵について、講師が丁寧にコメントしてくれました。

大きく成長したデッサン力に、参加者たちは「自分は今まで何を見て描いていたんだ」と驚いていました。

完成したデッサンをふりかえってみると、遠くから絵を見ても、絵の中に対象がきちんと存在しているのがわかります。
ピントがぴったりとあっていて、光と影による陰影や、重力が生み出す接地感が表現されているので、実在するモノとして認識できるようになったのです。

最後に講師から総論
ずばり「デッサンとはなにか?」それは「"見る"ではなくて"観る"」ということ。

初回に絵を描いた時は、"見る"ことしかしていませんでした。
その結果、描いた絵も目の前にあるモノのイミテーションに過ぎませんでした。


しかし、"観る"とは観察することです。
対象をずっと観察することで、細部や光や影や重力が観えてきます。
それを何度も修正していくことで絵はどんどん良くなっていきます。
長い時間、対象と向き合い描きなおしていくうちに、自分の観念や思念が沸き上がってきて、
それを絵にこめるから、人を感動させられるものが描けるのです。
イミテーションとリアリティを備えた「絵」との違いはそこにあると言って良いでしょう


 最後に・・・本研修主催の青山よりかおキラキラ

「デッサン」というと、一般的には写真のようにリアルに描くという結果の善し悪しや、
そのテクニックがクローズアップされますが、
実際にリアルに描くためにはその表現に結びつくための対象の捉え方、モノの見方が必要になります。
この様々な角度から対象を分析する力や、
その読み取った内容を他者にわかりやすく伝えるための創意工夫は、
デッサンに限らずデザインをはじめ様々なクリエイティブの在り方を判断するための基礎体力となるでしょう。

当初の予想では、通常業務が終わったあとに3時間を計4回というカリキュラムを、
全員が最後まで参加してくれるとは正直思っていませんでした笑
私語無しで描き続ける脅威の集中力に、何事にも全力で取り組む当社らしい熱量を感じました。

今回の経験はHTMLやCSSの講習のように今の仕事にすぐ活かせる場面を見つける事が難しい人もいると思います。
しかし、この研修で身につけた、
本質のとらえ方や、大胆な画面へのアプローチ、自分の表現を見つめ正す客観性は、
必ず役に立つので仕事との中で実践していってほしいと思います


以上、「デッサン教室」レポートでしたいかがでしたか

研修を終えて、参加者から「自分でもびっくりするくらいデッサン力が上がった!」という声が多く寄せられました。
「モノの本質をとらえた上で、大胆に攻めていく思い切りのよさ」
これが本研修で参加者が学んだ1番大きなことだと思います。

表面的な部分をイラストのように書いていた参加者が、
モノの本質をとらえたうえで、影や着色を思い切って書くことで、
キャンパスにモノがたしかに置かれているのを感じました。

テクニックはもとより、対象物にいろいろな面から迫るマインドが身についたことが
本研修実施の大きな成果だと思いますキラキラ

デッサン研修に実際に参加をしたデザイナーのレポートは
公式デザイナーブログ 1pixelにてご確認いただけますきらきら
あわせてご覧くださいニコちゃん