患者さんたちの暇つぶしについて書いておきましょう。

ワタシの場合、4~6週間の入院が言い渡された瞬間に「本、携帯、iPod」しか思い浮かびませんでした。

内気で人見知りなかぐらちゃん。
入院患者さんや、ナースさんたちにはとても気恥ずかしくて自分からは話しかけられません。。。

入院当初は手術で振り回されてほとんど余裕がなかったのデスが、2日も経つとすっかり暇に。
とりあえず始めたのがなかなか読めない「本を読む」。
未読の本もたくさん読みましたが、再読もまた楽しいものデス。
ですが、あまりにミステリーの選択が多すぎたために、入院中に作中で一体何人の人が殺されたか分かりませんw
もはや虐殺デス。

そしてあいぽん・iPodに放りこんだ映画。
この手段は有効でしたが、消灯後のベッドで観る映画は確実に視力にダメージを与えマス。
現時点で「ジョー・ブラックをよろしく」「ダヴィンチ・コード」「ベスト・キッド」「ユー・ガッタ・メール」ほか数点が残っていマス。

頭床台に備え付けのテレビは一度も見たことがありません。有料だし。
地デジ化以降テレビのいらない生活に慣れたのでしょう。
ほかの患者さんもある程度若い方は携帯のワンセグで視聴しています。
お金がかかりませんからね。
でも、圧倒的に患者にも医師・リハビリトレーナーにも絶大なシェアを誇るあいぽん♪

音楽は意外と聞いていません。
最近、歩行の自主トレで自分を鼓舞する意味でBGMを使い始めたくらいです。

回復に伴って健康男子の本能が顔を出したのか、めっさナースとハナシをするようになりましたw
そして一部のマニアックアスリートによる夜の座談会が始まると勉強の日々が始まり本も映画もあまり必要がなくなってきマス。

座談会メンバー卒業(退院とも言う)した今は若いアスリートくんに体の使い方やメンタルについてのハナシをしたり、若いナースちゃんたちが毒吐くのを聞くこともありマス。。。多分ナースちゃんたちにしてみればワタシの精神的ケアをしてるつもりの話相手をしてるつもりだと思いたいのデスが、結局盛り上がるのは職場と上司の悪口デスw

天気が良ければ屋上に出る。
車椅子で全力疾走&ドリフト、カウンター。
リハビリ室でストレッチする。
若い患者のお姉さんにすぐに声をかけて仲良くなる。

人間が変わったように活動的になったかぐらちゃん。
退院はそれほど遠い話ではないと思っていマス。

この経験は貴重で、ワタシのこれからの人生にも大きな影響を残す大切な時間だと思いマス。
出会った人、お世話になった人、毎日の一期一会が最も大切な暇つぶしになっていマス。

たまにはオススメですよ、入院生活。


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