もう本当にその通りで、
わたしもたくさん
「一人にかける時間がない」
「自分が休む暇もない」
「みんなの学校」の映画はあくまで理想
という先生やカウンセラーの声をきいてきました。

できる人がいる。
できる学校がある。

なのに、理想と片付けられてしまう
教育の世界は悲しいと思いました。


不登校サポート活動を始めてから
志ある先生とも少なからず出会えましたが
先生がたも
不本意ながら学校の枠の中でしか
動けないことも多くあると知りました。


だから
公立が無理なら
民間でやろうと
フリースペースをつくりました。
公立と同じように、
無料で来られる場所として。

学校という箱に合わないと
お金を出さなくては他の
場所すら選べないなんて

そんなのはおかしいと思いませんか?

等しく教育を受ける権利が
子どもたちにはあるから
私たちは基本無料であることにこだわります。
(PTA会費程度の会費をいただいている会員さんもいます)

だから、スタッフはボランティアです。

場所も、無料あるいは市民の家など
利用しやすい場所で活動しています。

ボランティアでは続かない。
そう言われることもよくあります。

でも、わたしは必ず続くと信じて

そして続くように地道に働きかけをしながら
活動しています。

いつか必ず
無料のオルタナティブスクールとして
誰もが自由に参加できて
多様な学びがある
自分の「好き」を追求できる場所にしたい。

理想なんかじゃなくて
実現可能だからこそ
優しい心を持つ人が集まってくれて
フリースペースを一緒に作り上げてくれているのだと思います。

フリースペースを始めてから
まだ2年ですが
のべ400名の利用がありました。

大人も子どもも一緒に
みんなで作り上げていく場所。

そこには感謝しかありません。

手伝ってくれる人
フリースペースを利用してくれる人
一緒に考えてくれる人

たくさんの優しさが集まっている場所だから
大人も子どもも明るい未来に向かっていけるのです。

この場を作っているのは、
私たちスタッフだけではなくて
関わってくれている全ての人。

みなさんを誇りに思うし、
心から感謝しています。

学校が合わなくても
こんなに素晴らしい個性が
ここにはたくさん集まってくれている。

この笑顔を
学校の先生たちに見せたいなあと
いつも思います。

子どもたちが
幸せに生きられるように
学校と連携しながら
民間だからこそ出来ることで
先生たちのお手伝いもできたらと思っています。

保護者も学校も
みんな子どもの幸せを願っている。
だからこそ
わたしたち大人が幸せでいましょう。

幸せだと思うことを
周りの価値観にとらわれずに
自分を信じて選びましょう。

子どものため

を、一度手放しでみましょう。

それは本当に子どものためなのか

あるいは大人のエゴなのか。

忙しいと忘れてしまう。
本当に大切なこと。

自分が幸せでなければ
周りを幸せにすることはできないから

子どもをはぐくむ場所に関わるなら
どうか自分が幸せでいてください。


植松さんのブログにもありましたが
自分が経験したことしか
人は伝えられないから
わたしたち大人にも楽しむ時間が必要なのです。

早く大人になりたいと
子どもたちが思えるように。





NPO法人 自由創造ラボたんぽぽ
米澤美法