瀬戸内寂聴さんが

私は挫折や傷ついたことのある人が好きです。
挫折した人には、その分深い愛があるからです。

と話していらっしゃいました。



経験こそ宝

経験に勝るものはないと思います。
傷ついた経験がない人はいないと思いますが
人は涙の数だけ強くなれるのかもしれません。

こんなとき、いつもふと思い出すのは
金八先生、武田鉄矢さんの歌。

「贈る言葉」と、「人として」は、
永遠に私の中の名作です。

彼のファンではないのですが(笑)
本当にいい歌詞には
心を温める力があると思います。

歌詞、一部抜粋します。

贈る言葉より

「悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣くほうがいい
人は悲しみが 多いほど
人には優しく できるのだから
     ………
信じられぬと 嘆くよりも
人を信じて 傷つくほうがいい
求めないで 優しさなんか
臆病者の 言いわけだから」



何かを相手に求めてしまうから
傷つく。
でも人間だから求めてしまう。


つぎは
「人として」から抜粋。

思いのままに生きられず 心に石の礫なげて
自分を苦しめた 愚かさに気付く
私は悲しみ繰り返す 
そうだ人なんだ

人として人と出会い 人として人に迷い
人として人に傷つき 人として人と別れて
それでも人しか 愛せない」



言葉は諸刃の剣だけど

音楽の力は、言葉の力は
やっぱりすごいと思います。