自由創造ラボを始めた理由
私はずっと不思議に感じてきました。
人はみんな、それぞれ成長の仕方も、持っている能力も、考え方も違うのに、
なぜ学校ではみんな一緒に同じように勉強しなければならないのか。
靴のサイズだって、同い年でもみんな一緒じゃない。
自分に合ったサイズを選んで履く。
勉強だって、それぞれにあった方法がある。
学校が合わない子だって、いてあたりまえだ。
キツい靴を無理やり履いていたら、足は変形してしまう。
学校で辛い目にあったのに、それでも無理に行っていたら、心が歪んでしまう。
有名な金子みすずさんの詩を引用させていただきます。
「わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面（じべた）をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのようにたくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい」
みんな違って、みんないい。
教育はそういう場であってほしいと思います。
お互いの価値観を認めあえる場所。
学校が楽しい場であればいいけれど、そうでなければ、
他に輝ける場所があればいい。
ラボのスタッフの一人が、そう言ってくれました。
学校を普通に卒業しても、社会に出て苦しんでいる人はたくさんいます。
学校へ行かなくても社会人として立派に生きている人もたくさんいます。
学校へ行かなくなっても、自ら学びたいと思ってから勉強を始めて大学へ行った人もたくさんいます。
大事なのは学校へ通ったかどうかより、どう生きるかです。
命より大切なものなんてありません。
自分の命を大切にできる場所でなら、辛いことだって乗り越えていけるのが人間です。
不登校は、怠けでも問題行動でもないのです。
素直な心の証です。
楽な道を選んでいるわけではないのです。
マジョリティから外れて生きていくのには、覚悟が必要です。
周囲からの誤解を受けて辛い目にあっても、
それでもこの道を進んだのです。
決して、楽な道を選んだのではないのです。
不登校を問題だと思うなら、ちょっとその気持ちを横に置いてみてください。
違う角度から見ることができるなら
そこには素晴らしい可能性もたくさん広がっているのです。
欧米では、学年のスキップだって認められているし、
フリースクールやホームスクーリングも認められているところも多いのです。
国が違っても、教育の理念は変わらないはずです。
自律して幸せに生きていく大人になれるかどうか。
それぞれにあった場所を選ぶことは、前向きで自律した成長を手伝います。
嫌なことを我慢することは、自分で選んだ道でも出会います。
そういうものも、自分で選んだ道なら、乗り越えていけるのです。
無理に我慢したから偉いなんてことは、ないのです。
無理に我慢したものは、いつかどこかで歪みが生じてしまうものです。
人生は自分のもの。
お父さんお母さんのためのものではないのだから
自分で選んだ道を見守り、時に支えることが、
私たち大人にできることなのだと思うのです。
私たちの思い通りに歩ませることではないのです。
子どもたちの未来は、無限の可能性で満ちています。
いろんなことにチャレンジして、いっぱい失敗して、
いつか自分が大好きなことに出会えたらいいと思います。
きっと素敵な大人になる。
そんな大人でいっぱいの未来を
私は夢見ています。
自由創造ラボ ↓
https://ameblo.jp/cafetanpoposhonan/entry-12315500991.html
Ich will... ドイツの詩 ↓
https://ameblo.jp/cafetanpoposhonan/entry-12311899769.html
不登校アンケート
不登校経験者、ご家族はこちらから
https://docs.google.com/forms/d/1T-YPVsZ-tCk8w7wBtKff66K3oX3Fs2yKFeqyKLI6RVI/edit
教育関係者はこちらからお願いします。
https://questant.jp/q/V6G21X4C
不登校の親の会「カフェたんぽぽ」は、
次回は１０月２６日（木）
11時半から。
湘南T-SITEにて。（藤沢駅よりバスで７分）
他、年内の開催は １１月１５日、１２月１５日になります。
ご相談・詳細お問い合わせは下記よりお問い合わせください。
cafetanpoposhonan@gmail.com
子育てこころサポーター
米澤 美法