「周りに迷惑をかけないように」 

 
私はこの言葉、あまり好きではありません。
 
私は親から言われた記憶はありませんが、
どこかで誰かに言われていたのか、
学校でそんな話をされた気もしますが、
 
「迷惑かけないようにしなくちゃ」
 
という気持ちが若い頃は強かった気がします。
 
だから誰かに相談するのも苦手で、
どんなに苦しくても一人で頑張って体調崩すタイプでした。
 
一人で生きていれば、それでも何とかなりましたが、結婚し子どもができて、ようやくそれはベターな方法ではないと気づきました。
 
子育ては、ひとりでは出来ない。
人間も、ひとりでは生きられない。
 
助け合って、いろいろな人の愛をもらいながら
人は成長するもの。
 
モンテッソーリ教育で有名な幼稚園の園長先生兼シスターから聞いた話ですが、
 
 
私がいつも入園式のときに話すことがあります。
「みなさんはなぜお子様を幼稚園に入れるのですか?」
一瞬、みなさんポカンとされます。
年齢がきたら幼稚園にいくのは当たり前だから、何故かなんて、考えたことはないからです。
答えは、「親だけの愛で囲まれた小さな世界から、幼稚園という、たくさんの人からの愛を学ぶ世界を知るためです。」
いろいろな優しさ、関わり方があります。そこから、子どもはたくさんの愛を受けて大きく成長するんです。
 
 
愛を学ぶ。
この話、いつまでも私の心に残っています。
私も、幼稚園や保育園に行くことに何故か、なんて考えたことはありませんでした。
いろいろな形の愛を学ぶため。
すごく心に響きました。
 
 
 
周りの愛を感じられず、不登校になる。
 
不登校=親に迷惑をかけている
そう感じている子どもは多いはず。
だから私は息子にはいつもこう話します。
 
辛いときもあるけれど、迷惑なんてひとかけらも思わない。
でも迷惑かけていいんだよ。あなたの親なんだから。
 
 
 
どんなに完璧にみえる人だって、ストレスはたまるし失敗だってする。
迷惑かけないようにしなくちゃ、なんて考えずに今を、未来を考えよう。
失敗して、それを迷惑だなんて考えず寄り添ってくれる人は、
きっと一生付き合っていける人。
 
 
愛が足りなくて心が疲れたなら、カフェたんぽぽにどうぞ。
みんな迷惑なんて思わず、ひとときを楽しんでいます。
遠くて来られないかたは、メールやコメントで気軽に呟いてくださって構いません。
 
足りなくなった愛の充電に、どうぞいらしてください♪
 
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子育てこころサポーター
米澤 美法