Hitachi Wooo L37-XP03をようやく開封しました。
これまで使っていたのはWoooのプラズマで約8年前のモデル
W37-PDH2200です。
今回購入したXP03と入れ替えるため箱を引っ張り出してきたのですが、
ご覧の差です。同じ37インチですが、箱の大きさが全然違います。
箱から出してみてのXP03の第一印象は
「プラスチッキー」です。
外観は店頭では何度も見ていたのですが、
ボディのほとんどがプラスチックでできており、
こうしてあらためて見てみるとなんだか安っぽいなーと。
フレームとスタンドは鏡面仕上げでテカテカです。
PDH2200は逆にプラスチックをほとんど使っておらず、
メタル素材が多く使われており、非常に高級感がありました。
PDH2200を購入した時の価格は55万円(!)でした。
そして今回購入したXP03はその5分の1以下の10万円です。
8年の歳月を経て薄型テレビの技術を低価格で提供できる
ようになったというのもあるかもしれませんが、価格競争に突入し、
コストダウンのため素材がだいぶチープなものになって
しまったのは残念です(UTも同じようなものです)。
W37-PDH2200(モニタ・スピーカー)
(和室には合いませんが・・・)
W37-PDH2200(チューナー部)
PDH2200はモニタとチューナーとスピーカーが
それぞれ別体となっており、まるで高級オーディオ
のような存在感がありました。
今回XP03を購入するにあたっては、
薄型&チューナー別体型のUT-XP800と
どちらにするか相当悩みましたが、
機能面はXP03と同じで、デザインの違いだけで
購入時約4万円の価格差の価値を見いだせませんでした。
リモコンの隣の白い箱は別途購入したiVDR-Sの500GBです。
XP03の内蔵HDDは250GBで、今回のテレビの購入目的である
バンクーバーオリンピックの録画には到底足りないため、
同時購入しました。
テレビ裏側にHDDが見えます。
HDDは当然日立製、250GBの文字も見えます。
現在は500GBのHDDを内蔵したXP035も発売されており、
当初はXP035を買う予定でいたのですが、
約5万円の価格差があり、これならXP03にiVDR-Sを
買ったほうがリーズナブルとの結論になりました。
それにしてもXP035はどこに行っても置いていませんね。
XP03をとにかく処分したいのでしょうか?
ところで今回プラズマから液晶に乗り換えた一番の理由は
静音性です。持っている人は分かると思いますが、
プラズマ特有の「ジー」音はできればなくなってほしいと
常々思っていました。また電源のON・OFF時もプラズマは
「ブチッ」という感じです。最新のプラズマはどうか分かりませんが、
液晶に変えてみてその静かさには大満足です。
画質面では液晶は早い動きに弱いと言われており、
その点ではプラズマから液晶への乗り換えに若干の不安は
ありました。(いまのところは液晶の残像感とかいったものを
感じていません。)
そのため、当初は4倍速液晶のブラビアも候補に考えていました。
ただ、今回はHDD内蔵という条件は絶対だったため、日立になりました。
今は○○リンクと銘打って自社のレコーダーとの連携を各社宣伝して
いますが、そうはいってもHDDへの録画は内蔵型にはかないません。
ちなみにHDD内蔵型としてはパナのビエラL37R1、ビクターの
レグザ37H9000も検討しました。この中ではやはりXP03が機能的に
一番優れていると思います。
パナはHDDが内蔵250GBで増設ができません。またデザインが
一番イケてません。
37H9000は500GBのHDDを内蔵しており、USBのHDDも増設
できる点が魅力でしたが、長時間録画モードがないことと、
液晶パネルがグレア(光沢)パネルという点がダメです。
なお、XP03はハーフグレアです。
本日現在、価格COMでチェックするとXP03は9万5千円を
割り込んでいます。いったいどこまで値段が下がるのでしょうか?
個人的には高級感に欠けるプラスチック感がいただけませんが、
それを除けばこんなに素晴らしい製品がこんな価格で投げ売り
されているのが信じられません。
XP03の在庫が掃けたら今度はXP035が買いやすくなってくる
のかもしれませんが、バンクーバーオリンピック前に買うなら
間違いなくこのテレビをおススメします。