今月の2月17日から水星が恒例の逆行を始めており、来月3月の11日から巡行に戻るということです。
逆行期間は、誰しもが今まで起こった「過去の出来事」に思いをふける傾向があるのですが、
僕の場合、今回は「日本にいた頃思い描いていたラテン」がテーマのようです。
もともとラテン音楽に詳しくない(今でもそんなに詳しくない)僕にとってのラテンミュージックとは、母親が聞いていたフリオ・イグレシアスや、
たまたまレンタルショップで借りたことのある「グロリア・エステファンとマイアミ・サウンド・マシーン」だったように思います。
今すごく感じるのは、音楽も料理みたいなもので、その土地・風土・風景に合っているからこそ、人々に好まれ、長い間親しみ続けられているものだということです。どう頑張ってみても、タコスに日本酒では無理があるのです。。何が言いたいかというと、つまり僕が日本にいた時には、自ら進んでラテン音楽というものを聴いていなかったということです。
でも、もちろん、逆に日常から離れるための「憧れ」や「思い出」から外国の音楽を進んで聴く人も多いのかと思います。ハワイの風が忘れられなくてハワイアンを聞くひと、西海岸のカラッとした明るさを思い出すためにウェストコーストロックを聴く人、フラメンコの熱が恋しくてスパニッシュギターを聞くひと、バンドネオンの郷愁を誘う音色に浸りたくてアルゼンチン・タンゴを聞く人、人それぞれなのですが、
僕にとって、それは「グロリア・エステファン」の音楽でした。