亡くなった父が
あの日の春
小学生になったばかりの一年生の男の子を車ではねてしまった
幸い命には別状はなかったけれども、精密な検査をするため病院を廻ったりした
毎日毎日病院へ見舞う両親を
家族で辛く見守った
一年生になったばかりの男の子がどんなに痛いか、寂しいか
それを見舞う申し訳ない両親が
父が辛かった
は
回復してきて、男の子がこんな物がほしい
あれが食べたいと
我が子以上に毎日申し訳ない気持ちで通っていたのをおもいだす。
昨年秋に、
立派に成人して、面影もないくらいの彼が
父の死を聞き付けて
お母様と来てくれた
あの時はちょろちょろしてたから、自分が悪かったんですよ
なんて、有り難く言ってくれてた
来てくれたことにびっくりした…
無事に退院して、普通の生活ができるようになってからは、20年近く会うこともなかったのに
たまに父が彼はどうしているかなと
きっとずっと思いながらいたのかな
ほろっと
話していた。
昨年訪れた時に子供が産まれたら、子供を連れてまた来ます
そう言って帰っていった
今日
仕事から帰った私に母が、真っ先に〇〇君がね、来てくれたのと
どうして
涙がとまらなかった
生きてるうちに来たかったのに
きっと空から見守ってくれてますよね
と、言ってくれてたそうで、
ただ涙があふれた
奥様と産まれたお子様を連れて
父に会いにきてくれた。
ほんとになにも言葉がでなかった
有り難くて
何より父が喜んでいるだろうね。


