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先ほどつぶやいた(?)「ぴあのすとおりい」という番組
面白かったエピソードを箇条書きにしてみます。
明治時代に日本で初めて西洋の鍵盤楽器「オルガン」を制作した山葉寅楠さん、
浜松から自作のオルガンを東京音楽学校(現在の芸大)に持っていき学長に見せたが
なんと西洋の音階(つまりドレミファソラシド)に調律されていなかった。
第2次世界大戦が始まると、なぜか陸軍でピアノが活用され東京音楽学校の先生たちにより「音感教育」とやらが実践された。
「音感教育」とは、敵の潜水艦を見つけるために音波を発射して反響から種別を判定するための訓練で、和音を言い当てるなどの特訓をしていたのだそう。
同じく戦争中、アメリカでは軍事用ピアノとしてニューヨークのスタインウェイ社から戦場にピアノが送られていたそう。しかも、戦場だから「オリーブ色」に塗られていたらしい。
(もちろん、娯楽のために送られたもので「音感教育」ではないですよ。日本人は真面目というかなんというか)
日本の「ぴあのすとおりい」、先人達の涙ぐましい努力と根気に感服です・・・
大正時代に活躍された久野久子さんのこともチラッと紹介していましたが、
あの時代に日本では「ベートーヴェン弾き」などと言われ一人ウィーンへ行き、異国で一人で自殺してしまうなんて、西洋との壁にどれほど苦しんだのか想像もつきません。
今の時代だって、ロシアを含むヨーロッパの著名な大先生からは
「東洋人女性にベートーヴェンが弾けるわけがない」「東洋人にピアノは無理」などと言われているのに!
ほんの100年間、特に戦後は音楽分野でも目覚ましい発展を遂げた日本ですが、21世紀は一体どこへ向かうのでしょうね。
フランスでは、20世紀は「アンテレクチュエル」と「演奏家」の2極化が進んでしまったが、これからはかつてのように「批評」「作曲」「即興」「演奏」のすべてができる本来の音楽家を育てよう・・・というような風潮がエリートを中心に流れていました。
なんだか日本だけ独自の路線を突き進んでる感はぬぐえませんが、向こうのカリキュラムの変化には敏感に追いついていかないとそのうち取り残されそうな予感・・・
日本のテレビはつまらないのでニワンゴの討論番組風の動画ばかり見ていましたが、久しぶりに地上波でためになる番組を見ました。