以前、宮津で行われた菊池洋子さんのリサイタルでのこと。

ま、こんな田舎にモーツアルト国際コンクールで優勝したすごい人が来てくれるもの、とすぐに予約しました。

 

予定調和で進む演奏で、1曲だけ現代音楽を演奏されました。

もう、たまらなく興奮したのを覚えています。

突然音が消えたり、また予期せぬ高さの音が鳴ったり、と。

大気の状態が不安定な気象状況のような音楽。

 

ふと、山下洋輔さんのアルバムを聴いていて、そんなことを思い出しました。

ジャズを聴きはじめた頃は、キャッチ―なメロディや絶え間なく迸るアドリブに魅せられたもの。

 

もう聴きはじめて40年ほど。

今では、自分も演奏してみたいとメエルシュトレエムの渦の中……。

 

ま、でも、なかなか難しいですね。

仕事面では、会社を立ち上げたことは、ある意味一里塚ですかね。

趣味では、小説を出版できたことも、ある意味一里塚……。

あとは、アルトサックスの腕前を自分が納得するレベルに到達させることですかね。

ま、これがいちばん難しい気がしますが……。

 

そんな、出来ないことへの挑戦が自分を大きく成長させてくれると信じて、前を向いていたいものです。