今日は、昨夜からの恵みの雨。

黄砂だと思うのですが、車が酷く汚れたまま。

今朝洗車に行き、綺麗になりました。

雨の日に洗車するのが、私にとっての決め事のひとつです。

 

さて、昨日のレッスン。

先生から、これまでと違う提言。

とりあえず、テーマを思うように吹いてみて、と。

スイングでの『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。

しっかり音を吹こうと思うのではなく、歌うように吹いてみて、と。

アクセントやスラーへの強い意識を一旦横に置いて、吹いてみましょう、と。

要するに、切迫感ではなくリラックスして、とのことでしょう。

 

師匠に言われたことと同じようなこと。

テーマをどれだけしっかりと吹けるか。

リズムに乗って、お経にならず……。

いくらアドリブソロが卒なく吹けても、それはほぼ意味がないとのこと。

それは、いつだったかあの日野皓正さんも仰っていました。

音楽はハート……。

それがないと、いくら上手に音を紡いでも、残念ながら生きた音楽にはならない、と。

そんなようなことをインタビューに応えておられました。

 

真剣に取り組みはじめて2年強。

ようやくひとつ上のステージに上がったような気がして、曇天に差し込む一筋の光を見た思いでした。

次回のジャズセッションが楽しみになりました。

 

また、ひとつ。

昨日、手元に届きました。

エルヴィスのピンクのキャディラック。

似ていないミニチュアのエルヴィス付きです。

いやいや、たまりませんね。

初めてエルヴィスのレコードを買ったのは高校生の頃でしたかね。

いつかは、『ラヴ・ミー・テンダー』を粋に吹いてみたいものです。

ホホホ……。

 

私にとってのひとつ上のステージ。

仕事においてもプライベートにおいても、その時々で味わった実感は確かにありました。

過信ではなく、確かなもの。

それらは、決して大きなものではなく、他人からすればごく小さなものかもしれません。

ただ、自分自身が納得でき、かつ自信に繋がるもの。

誰も同じなのかもしれませんが、そのひとつ上の景色に出会いたくて、迷いながらも進み続けるのでしょう。

エルヴィスで何が好きかと問われ、いつも応えるのは決まった曲です。

『ラヴィング・ユー』と『思い出の指環』。

若い頃は、よくカラオケで歌ったものです。

今夜は、エルビスをターンテーブルの上で転がそうと思います。