今朝は、冷え込みが厳しい感じに……。
春寄りの気持ちになっているぶん、気温が実際よりも冷たく感じられるのかもしれません。
あてるものさしを替えれば、同じ人やモノであっても感じ方が変わるのと同じです。
世の常ですね。
あと、いいモノと好きなモノも、一致しないときもしばしば……。
ま、それは好みの問題であって、ものの良し悪しではないのが実際のところです。
それが微妙なボーダーラインになっているのも複雑な心境……。
もう、開店されてから20年近くなると思います。
地域初のつけ麺のお店。
こだわりスープは、取引先の営業さんの胃袋を掴んで離さないほど……。
京阪神なら、美味しいお店は多いはず、と尋ねると、いやいやここまでのうまさは、近所のつけ麺屋さんでは味わえない代物ですよ、と。
オープン当初から、弊社のお得意様です。
でも、初めの頃は、地域初の壁がかなりの障害だったように思います。
店主の方と、やはり、ひとつ目の柱として、こだわりの濃厚な豚骨魚介スープ。
そして、もうひとつは、食べ慣れている醬油ベースのスープも、もうひとつの柱としてみるのはどうでしょう?
そんな話をしたのを覚えています。
私は、美味しいので、オープン当初から、週に3、4回は通ったように思います。
メインは、『あっさりホタテの塩ラーメン』。
もう、そんな名前ではなくなりましたが、内容は同じものを提供してくださいます。
自慢げに、大きな声で、『うまい』、『まずい』をいとも簡単に唱える方がいるのも事実。
ま、地域のコミュニティにおける会合でも、よく見かける一幕でもあります。
昔から、『鶴の一声』と言いますが、同時に声なき正論も存在するのも確か。
公平、公正と言いつつも、誰もがピタリと当てはまることはないにせよ、ブレずに前を向いていく勇気は必要なこと。
久し振りに、ラーメンライス、そろそろ行きたくなりました。
ものさしの基準は、好きか、嫌いかの色の違い。
その中間色は、結局のところ、うすのろな『付き合い』になるのでしょう。
ま、これも世の常ですけどね……。
昨夜は、久し振りに『昨晩お会いしましょう』を聴きました。
淡い記憶が蘇ります。
まだ、直線しか見えなかった頃。
まっすぐは大事ですが、ひとつ、ふたつ、変化球を手に入れておかないと、社会の海を漕ぐのには難しいかもしれません。

