オマージュと言えば、そうでしょうけど……。
影響を受けたと言えば、その通りなのだと思います。
そっくりさんな曲は、そこそこ多いもので……。
聴いていて、アンテナがキャッチした瞬間、背景を考えつつ、ニンマリ、と。
ビリー・ジョエルの曲が、ベートーヴェンのピアノソナタをなぞっていたり……。
浜田省吾の曲が、マリア・マルダーやゲイリー・U.S.BONDSに提供したスプリングスティーンのメロディに重なったり、と。
心情的にはとてもよくわかります。
私自身もいろいろと影響を受けたものです。
私の場合、底を流れているのは、いつだってアメリカです。
浜田省吾のレコードで、初めて買ったのは『愛の世代の前に』でした。
やっぱり、お気に入りは『ラストショー』と『悲しみは雪のように』の2曲。
中学生だった当時、よくターンテーブルに載せたものです。
ただ、憤りを感じたのは佐野元春の『サムデイ』。
スプリングスティーンのパクリと言われていたことに、どうにも納得できませんでした。
まったく違うのに、どうしてそんなことを易々と言えるのか、そんな疑問が頭の中で渦を巻いたものです。
今でも『サムデイ』はお気に入りの曲です。
スマホのミュージックのところにちゃんと入れています。
ま、人の口には戸を立てられぬ、ということですかね。
わかってはいるものの、もどかしさは残ります……。
ホホホ……。


